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パイオニア、61Vインチのプラズマディスプレー『PDP-615PRO』を発売

2004年10月01日 00時00分更新

文● 編集部

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パイオニア(株)は1日、61Vインチのプラズマディスプレー『PDP-615PRO』を10月下旬に発売すると発表した。価格は186万9000円。

『PDP-615PRO』
『PDP-615PRO』

『PDP-615PRO』は、最小発光単位のセルの1つ1つをワッフル状にリブで囲む“ニューワッフル構造リブ”の採用により発光効率を高め、高輝度/高コントラスト化を図るとともに、パネル前面にRGB各色のカラーフィルターを搭載した“CCF(Capsulated Color Filter)”の採用により色再現性を高めた61Vインチ(有効画面サイズ横1351×縦768mm)のパネルを搭載したのが特徴。外光の反射率を低減する“ブラックストライプ”を採用することで、より引き締まった黒を表現できるという。画素数は1365×768で、画素ピッチは0.99mm。

アナログ信号を含む映像信号処理をすべてデジタル化したフルデジタル画像処理回路を1個のLSIに集積し、処理速度の向上と精度を高め、デジタル伝送に対応したHDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子も搭載した。また、輝度信号だけでなく色差信号もサンプリングして補完する新開発のI/P変換処理回路を搭載したことで、ジャギーノイズや色のにじみを低減したという。

画質調整機能は、色の温かみを4つのプリセットから選択できる“色温度設定”、コントラストを変えずに中間レベルの輝度を4段階で調整できる“ガンマ設定”、影などの暗いシーン滑らかに表現するという“ダークモード設定”、レッド/グリーン/ブルー/イエロー/マゼンタ/シアンの6種類の基本色ごとに色相調整が行なえる“カラーマネージメント”などを搭載する。そのほか、2画面同時表示や子画面表示(ピクチャーinピクチャー)、リモコンを利用して画像の一部を最大9倍まで拡大できる“ポイントズーム”などの機能も用意されている。

入出力端子は、コンポジットビデオ入力(BNC、RCA、S端子)、コンポーネント(RCA、BNC(RGB信号との選択式))、RGB(D-Sub25ピン)、HDMI端子、音声(RCA×3)、スピーカー端子を装備する。消費電力は540W。パソコンからの入力時に待機モードに切り替わる“パワーマネージメント”などの省電力機能も搭載する。待機時の消費電力は0.9W。音声アンプ出力は9W+9W。本体サイズは幅1520×奥行き126×高さ912mm、重量は68.0kg。

オプションとして、テーブルトップスタンド『PDK-1014』(12万6000円、10月下旬)、壁掛けユニット『PDK-WM03』(4万2000円、10月)を用意する。

なお、同製品は、10月1日付けで社名変更を行なったパイオニアプラズマディスプレイ(株)から出荷される初めての製品となるという。

『PDP-614MX』
『PDP-614MX』

同社では、61Vインチの業務用プラズマディスプレー『PDP-614MX』も10月上旬に発売する。価格はオープン。パネルの仕様や消費電力などは『PDP-615PRO』と同等だが、入出力端子は、アナログRGB(ミニD-Sub15ピン)、コンポーネント(RCA、BNC)、デジタル(DVI-D24ピン、HDCP対応)、コンポジットビデオ(BNC、RCA、S端子)のほか、コントロール端子としてRS-232C(D-Sub9ピン)、リモートIN/OUT(ミニジャック)×2を装備する。本体サイズは幅1470×奥行き119×高さ880mm、重量は61.0kg。

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