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ソニーマーケティング、“x-アプリ”を搭載した“PSX”『DESR-5500』など2モデルを発売――“スゴ録”5モデルも

2004年09月15日 23時15分更新

文● 編集部

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ソニーマーケティング(株)は15日、HDD搭載DVDレコーダー“PSX”の新製品として、160GBのHDDを内蔵した『DESR-5500』と250GBのHDDを内蔵した『DESR-7500』の2モデルを12月上旬に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は、『DESR-5500』が7万円前後、『DESR-7500』が9万円前後。併せてHDD搭載DVDレコーダー“スゴ録”5モデルを11月1日から順次発売する。価格はオープン。

『DESR-7500』
『DESR-7500』

『DESR-5500』と『DESR-7500』は、ビデオや音楽などをHDDに記録して再生する従来の“PSX”の機能のほか、取り込んだコンテンツの加工や演出が行なえるアプリケーション群“x-アプリ”を新たに搭載したのが特徴。

“x-おまかせ・まる録”
“x-おまかせ・まる録”

『DESR-5500』と『DESR-7500』に搭載される“x-アプリ”は、ユーザーの好みを憶えて好みに合った番組を優先的に自動録画する“x-おまかせ・まる録”、デジタルカメラなどの写真に音楽とエフェクト(映像処理)を組み合わせて動画のように再生する“x-Pict Story”、ユーザーが選んだ気分/シチュエーションに合わせた音楽をノンストップで再生する“x-DJ”の3種類。“x-DJ”では、“COOL”や“HOT”などのプレイリストを選べば、その場にあった楽曲がHDDから検索されてノンストップで再生されるだけでなく、テンポを合わせて曲と曲をつなぎ、ジャンル/曲調などをもとにしたサウンドエフェクトやスクラッチエフェクトを挿入することにより、DJが演じているように音楽を楽しめるという。曲の演奏中には、ビジュアライザーやスクラッチエフェクトなどの操作が可能。再生される映像は、音とリモコン操作にリンクして変化するようになっている。なお、この機能はPS2用のDJソフト『DJbox』の技術を利用しているという。

これらの新機能は、従来からのインターフェース(GUI)“XMB(クロスメディアバー)”から利用できる。

“x-DJ”のビジュアライザー
“x-DJ”のビジュアライザー

録画機能は、米Gemstar-TV Guide International社のEPG(電子番組表)“Gガイド”(G-GUIDE)を利用。ソニー独自の“番組追跡アルゴリズム”により、連続ドラマの最終回の延長や特別番組などで放送時間が変更になった場合に、自動でEPGを検索して予約を修正する“番組追跡録画”機能を搭載しており、予約した番組名が変更になった場合に類似性を自動で判別して変更後の番組名を追跡して録画することも可能。また、録画予約した番組の前にスポーツ中継がある場合、EPG番組情報の延長時間をもとに、スポーツ中継やそれ以降の時間に放送される番組の録画時間を自動で延長する“スポーツ延長対応”機能も用意されている。そのほか、録画したコンテンツに対しては、「1回だけ録画可能」の映像の“移動(ムーブ)”にも対応したという。

『DESR-5500』
『DESR-5500』

『DESR-5500』は、160GBのHDDを内蔵し、記録可能な光ディスクはDVD+RW(4倍速まで)/DVD+R(8倍速まで)/DVD-RW(4倍速まで)/DVD-R(8倍速まで)、再生は音楽CDやCD-R(MP3/JPEG)、メモリースティック(JPEG)、PlayStation/PlayStation 2規格のCD-ROM/DVD-ROMなど。記録形式は映像がMPEG、音声がリニアPCM/ドルビーデジタル。TVチューナーはVHF/UHF/CATVに対応(NTSC)。入力端子はSビデオ×1、コンポジットビデオ×2、ステレオ音声×2で、出力端子はSビデオ×1、コンポジットビデオ×1、ステレオ音声×1。コンポーネントビデオ(D2端子)×1、光デジタル音声×1、10/100BASE-TX×1、USB×1、メモリースティックスロット×1、PS/PS2用メモリーカードスロット×2、PS/PS2用アナログコントローラー端子×2も装備する。電源はAC100V。本体サイズは幅312×奥行き323×高さ95mm、重量は約6.2kg。

上位モデルとなる『DESR-7500』は、HDDが250GBになるほか、BSアナログチューナーとゴーストリダクション回路、i.LINK(S100、4ピン、DV入力)が追加されている。本体重量は約6.5kg。

『RDR-HX100』
『RDR-HX100』

同時に発表されたHDD搭載DVDレコーダー“スゴ録”には、160GBのHDDを内蔵した『RDR-HX50』、250GBの『RDR-HX70』 、HDMI端子を装備した250GBの『RDR-HX90』と400GBの『RDR-HX100』のほか、HDD搭載VHSビデオ一体型DVDレコーダー『RDR-VH80』(HDDは120GB)をラインアップする。発売は11月1日(RDR-HX100のみ12月1日)。

“おまかせ優先変更”
“おまかせ優先変更”

HDD搭載DVDレコーダーでは、録画機能“おまかせ・まる録”が強化され、最大10組のおまかせ設定に対応し、予約候補の一覧表示も可能になった。“番組追跡録画”“スポーツ延長対応”を搭載したほか、予約候補の番組の時間帯が重なった場合に優先順位を変更できる“おまかせ優先変更”に対応。リモコンにも“おまかせ・まる録”のダイレクトボタンが追加されている。また、高画質化回路“スゴロジック”を搭載。これは新開発の適応型ノイズリダクション機能“Dマトリックス NR”や高画質録画の“HQ+モード(約15Mbps)HDD録画”、市販用DVD-Video制作で利用される2パスエンコード技術を応用した“ダイナミックVBRダビング”などを実装したもので、録画/再生/保存を高精細な映像で行なえるようにするものという。

そのほか、自動でチャプターを作成する“おまかせチャプター”、シーンを選んで再生できる“ビジュアルサーチ”、好みのシーンだけを集めたオリジナル映像を作成する“簡単カット編集”などの機能も追加されている。

HDD搭載VHSビデオ一体型DVDレコーダーは、TVチューナーに地上波用×2とBSアナログ用×1を搭載し、2番組同時録画に対応。VHS/DVD/HDDへの録画/再生が行なえる。

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