このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

マイクロソフト、『Microsoft はがきスタジオ Version 2005』などホームユーザー向けソフトウェア5製品を発表

2004年09月10日 22時39分更新

文● 編集部 内田泰仁

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
Encarta 総合大百科 2005の製品パッケージ(CD-ROM版)

Encarta 総合大百科 2005は、百科事典の持つ豊富な解説情報とパソコンのソフトウェアの持つ操作性を併せ持ったマルチメディア百科事典ソフト。同社によると、現在、何かを調べるための“情報源”としては、インターネットが利用されるケースが非常に多くなっているものの、インターネットは、

  • 多数の検索結果から適切な情報を見つけることが困難
  • 信頼性が定かではない
  • 文章のレベルや構成などがサイトによってまちまち
  • 得られた情報からの更なる情報の広がりやマルチメディアを活かしたコンテンツが乏しい

といった欠点があると指摘している。このようなインターネットでの情報収集に対して、Encarta 総合大百科 2005は、“より快適な情報収集”と“より立体的な理解”を進めるためのソフトとして位置付けているという。

Encarta 総合大百科 2005の項目表示画面“エンカルタキッズ百科”のトップ画面

収録項目数は約4万項目で、このうち約2200項目について、新規項目の追加と既存項目の改訂が行なわれているという。新たな機能の追加としては、“子供と一緒に楽しみたいが、内容が大人向けで難しい”“百科事典を通じて、子供が学ぶことに対して自発的に興味を持つようになってほしい”といった、子供の利用に関するユーザーの声を反映し、約500項目からなる小学校低学年~中学年生向けの項目や学習ゲームを収録した“エンカルタキッズ百科”や、Windowsのタスクバーに常駐し、いつでも簡単に手早く百科事典の項目を検索できる“エンカルタ 検索バー”が追加されている。

製品パッケージはCD-ROM版とDVD-ROM版が用意され(価格はいずれも同じ)、構成と希望小売価格は、通常版が1万5800円(税別)、アカデミックパックが1万2800円(税別)、特別優待アップグレード版が7800円(税別)。特別優待アップグレード版は、前バージョン『エンカルタ 総合大百科 2004』ユーザーのみを対象とした特別パッケージで、対象ユーザー認証機能を持ったオンライン販売店のみでの取り扱いとなる。

なお、購入後に所定のオンライン登録手続きを完了したユーザーを対象として、

“MSN エンカルタ 百科事典”の無償利用
オンライン版百科事典サービス“MSN エンカルタ 百科事典”を2005年12月末まで無償利用
“イングリッシュタウン”の無料英語レッスン受講
オンライン英語スクール“イングリッシュタウン”のインタラクティブな自己学習教材と、ネイティブ教師とのライブ英会話レッスン(2回まで)を、2005年12月31日まで無料で受講

といった購入者特典が用意される。

はがきスタジオ Version 2005の製品パッケージはがきスタジオ Version 2005の画面

はがきスタジオ Version 2005は、年賀状を中心としたはがきの文面および宛名の作成を行なうソフト。同社によると、パソコンで年賀状を作る人の割合は年々増加傾向にあるものの、いわゆる“はがき作成ソフト”を利用して作っている人の割合は逆に低下してきているという。このような状況を踏まえて今回のバージョンでは、年賀状ソフトユーザーを対象としたアンケート結果から明らかになった“オリジナルな年賀状を手間をかけずに作りたい”という、ユーザーの声に応えるべく、文面デザイン機能の強化を中心としたバージョンアップを図り、ユーザー数の増加を増やしていきたいとしている。

今回追加された主な新機能としては、

  • 代表的な文面デザイン用のモチーフ(門松/富士山/“謹賀新年”“賀正”といった文字など)をカテゴリーに分類
  • 素材のサムネイル一覧表示時のサムネイル表示サイズを、ウィンドウ内に新たに設けられたスライドバーで拡大/縮小することが可能
  • 気に入った/よく使う素材を“お気に入り”カテゴリーに再分類できる
  • イラストや写真の色合いをスライドバーで変更可能

などが追加されている。

また、Windows上に複数のウィンドウをなるべく立ち上げないことを念頭に置いたユーザーインターフェースの改良が行なわれており、宛名面や文面上で選択されたアイテムの種類(文字/イラスト/飾り文字/写真など)に応じて関係する編集メニューだけを自動的に表示したり、選択されたアイテムに対する代表的な編集作業を直接実行できるように、操作系が見直されている。

スライドバーによるアイテムの色合い調整を実行している画面テンプレートを利用してはがき作成を行なうウィザードのトップ画面

製品パッケージと希望小売価格は、通常版(CD-ROMまたはDVD-ROM)が5500円(税別)、乗り換えアップグレード版(CD-ROMまたはDVD-ROM)が3500円、デラックス版(CD-ROMのみ)が7800円、ダウンロード専用の『はがきスタジオ Basic 平成17年版』が1900円。乗り換えアップグレード版は、はがきスタジオシリーズの従来製品または他社製はがき作成ソフトの所有ユーザーが対象。デラックス版はDigital Image Album 10が同梱される。

なお本製品では、イメージキャラクターに舞台俳優のイッセー尾形氏を起用。同社はイッセー尾形氏の「独創的かつ多彩な世界観によりはがきスタジオ 2005の製品コンセプトの中核である“オリジナル”さがより強いメッセージとなってユーザーに伝わることを目指す」としている。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン