Thermaltakeから、水冷キット「Bigwater」が登場した。これまで外付け型の「AquariusIII」、内蔵型の「AquariusII」を発売している同社だが、今回の「Bigwater」は内蔵型となっている。
Thermaltake製水冷キット「Bigwater」。大型のラジエータに注目 |
内蔵型の前作「AquariusII」と比較すると、ラジエータが大型化され、装着されているファンも12cm角となったのが大きな変更点。ブラケット部に装着する形式のファンコントローラが付属しており、ファンの回転数は1300rpm~2400rpm。
もう1つの変更点は水冷ヘッド。これまでの同社製品のヘッドは、銅とアルミのハイブリッドで正方形の板状というシンプルなものだった。それに対し「Bigwater」のヘッドは、厚みのある銅板に水路を彫り、透明のアクリル板で上から蓋をするというスタイル。アクリル版には青色LEDが仕込まれ、発光するようにもなっている。全体にAqua Computer製品と良く似たデザインで、作りの良さを感じさせる。
ファンは12cm角。ファンコントローラ付きで回転数は1300rpm~2400rpm | パッケージも大型ラジエータを強調したデザインだ |
そのほかの構成はポンプ内蔵のタンク、チューブ、化粧品の瓶のような形状のリザーブタンク(これは省略して組み立てても良いようだ)、冷却液、ヘッド取り付け金具などという内容。標準でLGA775に対応するほか、Socket 478版Pentium 4、Athlon 64、Athlon XP対応。日本語マニュアルが付属し、価格はクレバリー1号店で1万4698円、OVERTOPとCUSTOMで1万4800円、USER'S SIDE本店と高速電脳で1万5440円。
新デザインの水冷ヘッド。Aqua Computer製品と良く似ている | 化粧品の瓶のような形状のリザーブタンクが付属するが、これは省略して組み立てても良いようだ |