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松下、無線LAN機能を搭載したホームネットワークカメラ『BL-C30』を発表

2004年08月27日 17時22分更新

文● 編集部 美和正臣

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松下電器産業(株)は27日、IEEE 802.11b/gに対応した無線LANを搭載し、ネットワーク経由で画像や映像を転送できるホームネットワークカメラ『BL-C30』を9月17日に発売すると発表した。同モデルは3月に発売された有線LAN(10/100BASE-TX)モデル『BL-C10』の後継機にあたる。価格はオープン。編集部の予想価格は4万2000円前後。

BL-C30』本体新たにIEEE 802.11b/gに対応した『BL-C30』

『BL-C30』では、新たにIEEE 802.11b/g対応の無線LAN機能が搭載され、コンセント(電源)があり、無線の届く範囲ならばどこにでも設置できるようになった。また、同社のデジタルテレビ用のネット情報サービス“Tナビ”に対応したテレビやチューナーの所有者同士であれば、テレビ電話のように会話(会話は電話回線を使用)できる“簡易ビジュアルコミュニケーション”機能も搭載。パンやチルトといった操作を“Tナビ”に対応したテレビやチューナーに付属するリモコンで行なえるようになった。

ネットワーク機能は、無線LAN以外にも従来通り有線にも対応しており、ネットワークポート(10/100BASE-TX)を1つ搭載している。無線のセキュリティー設定は、152bit/128bit/64bit WEPとSSIDに対応。チャンネル数は13chとなっている。UPnPに対応していることから、UPnP対応ルーターと接続すれば、カメラのネットワーク設定が半自動で行なわれる。カメラへのアクセスは、LAN内ならばカメラのネットワークアドレスをブラウザに入力することにより可能で、画像の閲覧やカメラの操作ができる。外部からのアクセスは、同社が運営する有料のDynamic DNSサービス“みえますねっとサービス”を使うことで可能だ。対応するプロトコルはTCP/UDP/IP/HTTP/FTP/SMTP/DHCP/DNS/ARP/ICMP/POP3の12種類。

同カメラは、赤外線を利用した温度変化で反応する“人感センサー”を搭載しており、反応時やその前後の画像を電子メールやFTPで転送できるのが特徴。また、通常は外側に露出しているカメラレンズを本体内に収納して、物理的に外部映像を撮影できないようにする“かくれンズ”機能を搭載している。この機能は、本体側のスイッチのON/OFFで調整できるほか、ネットワーク経由での変更も可能で、“写される側”のプライバシーに配慮したという。カメラレンズは上下左右にパンやチルトが可能(上10度、下40度、左右±50度)で、パソコン側からウェブブラウザー経由ですべての制御が可能。また、パソコンに表示されている映像の1点をマウスカーソルで選択することによりその部分を画面の中央にできる“パン&チルト機能”や、上下左右に一往復だけパン/チルト撮影可能な“パンスキャン機能”や“チルトスキャン機能”、人感センサーが動作したときに撮影する方向を1ヵ所だけ設定できる“センサーポジション機能”、あらかじめカメラを向ける方向を8ヵ所まで登録できる“プリセット機能”など、ユーザー側がコントロールしやすいプログラムがあらかじめ登録されている。カメラへの同時アクセス数は最大20ユーザーで、50人までパスワードによるアクセス制限を設定可能。アクセス制限は、“映像の閲覧のみ”、“映像の閲覧+8ヵ所のプリセット操作”、“映像の閲覧+すべてのカメラコントロール”の3段階で設定できる。

ウェブブラウザー画面
ウェブブラウザーからカメラにアクセスすると、このような操作画面が表示される

撮像素子は1/4インチ約32万画素のCMOSセンサーを使用。レンズはフォーカス範囲が50cm~∞の固定焦点タイプで、絞り値はF2.8。暗い場所でも撮影可能な“カラーナイトビュー機能も搭載されており、使用できる最低照度はろうそくの明かり程度の1ルクス。画角は正面固定時に上下±32度、左右±43度。カメラ部の駆動角は、上下に+10/-40度、左右±50度。回転速度はパンとチルトともに毎秒50度。人感センサーの反応角度は、左右方向約30度、上下方向約85度、約5mの距離まで検知可能(検知範囲の温度が20度のとき)だ。画像の保存形式はJPEG(動画表示はMotion JPEG)。解像度は640×480、320×240、160×120ドットの3種類で、画質は“画質優先”、“標準”、“動き優先”の3段階で設定できる。画像更新速度は640×480ドット表示時で毎秒7.5枚、そのほかは毎秒15枚となっている。

本体サイズは幅74×奥行き73×高さ98mm、重さは本体のみで約200g。電源は専用のACアダプター(DC12V出力、電源コード長は約3.5m)を使用し、消費電力は最大約6.4W。画像を見るための対応機器は、パソコンがWindows XP/Me/2000/98 SEとInternet Explorer 6.0以降を搭載した機種、テレビ/チューナーが同社製の『TH-42PX20』『TH-37PX20』など。携帯電話機は、NTTドコモのFOMA/iモード、au、ボーダフォンのJPEG表示が可能なブラウザーを搭載した機種となる。

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