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日本HP、A1プラス対応インクジェットプリンター『HP Designjet 130』など3製品を発表

2004年05月11日 20時15分更新

文● 編集部

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日本ヒューレット・パッカード(株)は11日、グラフィックス/CAD向けの大判インクジェットプリンターの新製品として、A1プラス対応の『HP Designjet 130』と『HP Designjet 110plus』、A3プラス対応の『HP Designjet 30』の3製品を発表した。同日付けで販売を開始し、価格はDesignjet 130/110plusがオープン。同社のオンライン販売サイト“HP Directplusオンラインストア”での販売価格は、Designjet 130が17万8500円、Designjet 110plusが16万8000円。Designjet 30はオンライン販売のみで、価格は8万9880円。

新製品は、パソコンの普及に伴い、流通業やサービス業、教育機関などがポスターを印刷したり、SOHO/個人事務所などが印刷業者などに外注していた大判プリントを内部で印刷したりするといった需要が増えていることに対応したもの。

『HP Designjet 130』
『HP Designjet 130』

『HP Designjet 130(エイチピー デザインジェット 130)』は、耐光性が約70年(第三者機関の米Wilhelm Imaging Reserch社による予測値)という新開発の染料インクを採用したグラフィックス向けのインクジェットプリンター。ISO A6からA1プラス(610mm幅)までの用紙に対応(マルチペーパーサイズ)しているほか、A2プラスサイズのトレイを搭載しており、カット紙のセットも容易になっているという。オプションのロールフィードユニットを装着すればロール紙も利用できる。印刷解像度は最大2400dpi×1200dpi。インクは6色で、インクのドットサイズは4pl。インクの容量は69ml。プリンター言語はHP-PCL3-GUI(非公開)。インターフェースはセントロニクス仕様のパラレル(双方向)、USB 2.0/1.1。電源はAC100~240Vで、消費電力は印刷時65W、スタンバイ時22W。本体サイズは幅1045×奥行き580×高さ225mm、重量は22kg。Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP用と、Mac OS 9.x、Mac OS X 10.1/10.2/10.3用のドライバーソフトのほか、Windows版のAutoCAD 2000用ADIドライバーが付属する。

『HP Designjet 30』

『HP Designjet 30(エイチピー デザインジェット 30)』は、ISO A6からA3プラスまでの用紙サイズに対応したグラフィックス向けモデル。最高解像度やインクの色/ドットサイズ、インターフェースなどは『HP Designjet 130』と同じ。消費電力は印刷時65W、スタンバイ時18W。本体サイズは幅723×奥行き442×高さ223mm、重量は12.5kg。

『HP Designjet 110plus』
『HP Designjet 110plus』

『HP Designjet 110plus(エイチピー デザインジェット 110プラス)』は、CAD出力向けのA1プラス対応プリンター。高濃度顔料系ブラックインクを採用することで、シャープな線画が印刷できるようにしたのが特徴。インクは4色で最大解像度は1200dpi×600dpi。A2プラスサイズのトレイを搭載しており、住宅設計などで使用頻度の高いA2カット紙の連続給紙に対応したという。最小線幅は0.04mmで、精度は±0.38mm、またはベクトル長の±0.2%のどちらかになる。プリンター言語はHP-PCL3-GUI(非公開)。インターフェースはセントロニクス仕様のパラレル(双方向)、USB 2.0/1.1。電源はAC100~240V。消費電力は印刷時47.5W、アイドル時17.9W、スタンバイ時13.9W。本体サイズは幅1045×奥行き580×高さ225mm、重量は22kg。Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP用と、Mac OS 9.x、Mac OS X 10.1/10.2/10.3用のドライバーソフトのほか、Windows版のAutoCAD R14/2000用ADIドライバーが付属する。

同社では新製品の発表に伴い、従来製品とオプションの価格を最大約22%値下げする。A1対応の『HP Designjet 500 A1モデル』を36万5400円から31万2900円に、『HP Designjet 500 B0モデル』を53万3400円から44万9400円に値下げする。HP Designjet 100シリーズ用オプションについては、ロールフィードユニットを3万1500円から2万5200円に、カット紙とロール紙をドライバーで切り替えられる自動切換ロールフィードユニットを4万7250円から3万6750円に、それぞれ値下げする。

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