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日本HP、A1カラーを25秒で印刷できる大判カラーインクジェットプリンター“HP Designjet 4000”を発売

2004年12月08日 17時26分更新

文● 編集部

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日本ヒューレット・パッカード(株)は8日、建築/製造などのCADや、地図/測量などのGIS(地理情報システム)といった、テクニカル分野向けの大判出力に対応したカラーインクジェットプリンター“HP Designjet(エイチピー デザインジェット) 4000”シリーズの出荷を2005年1月下旬に開始すると発表した。ラインアップは、『HP Designjet 4000』と、PostScriptに対応した『HP Designjet 4000ps』の2製品。価格は、『HP Designjet 4000』が168万円、『HP Designjet 4000ps』が199万5000円。

“HP Designjet 4000”
“HP Designjet 4000”

“HP Designjet 4000”は、大判カラーインクジェットプリンターの最上位モデルに相当し、印刷時間の短縮や距離精度の向上などを図ったのが特徴。新たに開発した各色2個のヘッドを縦に並べた42mm幅の“ダブルヘッド”を採用し、インクドロップの数も従来製品の約3倍となる3万6000ドロップに増やされており、解像度は2400dpi×1200dpi。プリントヘッドノズルが目詰まりした場合に自動的に別のノズルで補うノズル補完機能も搭載する。インクには線画出力向けの高濃度顔料系ブラックインク(K)と、色彩表現力の高い顔料系カラーインク(CMY)を採用する。

距離精度は、用紙送りの制御装置の位置を変更することにより、インクジェットプリンターとして最高クラスとなる0.1%に高められている。最大でA1サイズを従来の約2倍の25秒で印刷できるほか、印刷中に次の印刷データの受信/処理を行なうマルチタスク処理にも対応。印刷速度はA1サイズ線画が約25秒。最大用紙幅は1067mm。カット紙は294×420~1067×1600mm。最大用紙厚は0.45mm。

本体サイズは幅1930×奥行き770×高さ1350mm、重量は115kg。インタフェースはIEEE 1394、10/100BASE-TXを標準装備し、USB 2.0とGigabit Ethernetをオプションで搭載できる。操作用に漢字/ひらがな表示に対応した3.5インチ液晶パネルを搭載する。ページ記述言語はHP-GL、HP RTLで、4000psはPostScript 3に対応。電源はAC100~240Vで、消費電力は動作時500W(待機時105W)。

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