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リコー、SSL暗号化通信に対応したA3カラーレーザープリンター『IPSiO CX9000』など2機種を発売

2004年02月05日 22時13分更新

文● 編集部

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(株)リコーは5日、カラーレーザープリンター“IPSiO CX”シリーズの新製品として、SSL暗号化通信に対応し、A4横で毎分35枚の印刷が行なえるA3対応の最上位モデル『IPSiO CX9000』と、A4横で毎分24枚の印刷が行なえるA3対応のハイコストパフォーマンスモデル『IPSiO CX7500』の2機種を10日に発売すると発表した。価格は、『IPSiO CX9000』が49万8000円、『IPSiO CX7500』が29万8000円。

CX9000本体『IPSiO CX9000』

『IPSiO CX9000』は、連続プリント速度(A4横)がカラー/モノクロとも毎分36枚の高速タイプ。A3はともに毎分16枚。ファーストプリントはカラーが12秒以下、モノクロが11秒以下。最大解像度は1200×1200dpiで、1677万色(各色256階調)に対応する。用紙はA3からはがきに対応し、不定形サイズは幅90~305×長さ148~1260mmまで対応(手差し)。用紙の種類は、普通紙のほか、再生紙、専用OHPフィルム、第2原図、官製はがきをサポートしている。給紙は標準で1200枚(550枚×2段+手差しトレイ100枚)、最大3200枚。オプションで両面印刷も可能。

業界で初めてというSSLによる暗号化通信を利用したセキュリティー印刷が行なえるのが特徴。クライアントパソコンとプリンター間の経路をSSLで暗号化して印刷データへの不正アクセスを防止するほか、オプションのHDD(40GB)を追加すれば、出力指示した印刷データをプリンターのHDDに蓄積し、プリンター本体の操作パネルで暗証番号を入力しなければ印刷できない“機密印刷”も行なえる。操作パネルのロック機能やアクセス制御機能なども搭載する。また、消耗品の“ニア・エンド”や“カバーオープン”などの機器の状態を電子メールで通知する“E-Mail通知機能”を搭載している。オプションの『アカウント拡張モジュール』と付属のユーティリティーソフト『Ridoc IO Admin』を利用すれば、ユーザーごとにカラー/モノクロの印刷制限を設定するといったことも可能。

コントローラーには64bit RISCプロセッサーのRM7065-600MHzを搭載し、メモリーは128MBを搭載する(最大384MB)。プリンター言語はWindowsに最適化した“RPCS”を採用しており、オプションでAdobe PostScript 3にも対応可能。搭載フォントは、明朝体L/プロポーショナル、ゴシックB/プロポーショナル、AR-RICHO、CN-RICHO、TN-RICHOなど約10種類。インターフェースは、10/100BASE-TX、USB 2.0を搭載し、オプションで双方向パラレル(IEEE 1284)、IEEE 802.11b準拠の無線LAN、IEEE 1394、Bluetoothにも対応するほか、『BMLinkSモジュール タイプA』(価格は1万円)を装着すれば(社)ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)が策定した『BMLinkS統合プリンタドライバ』からの出力も行なえる。電源はAC100Vで、消費電力は最大1500W(省エネモード時15W以下)。ウォームアップタイムは約99秒以下(予熱モード時は30秒以下)。本体サイズは幅575×奥行き678×高さ745mm、重量は約85kg。ランニングコストは、A4サイズの場合、フルカラーで1枚約12.0円、モノクロで約3.0円となっている。

『IPSiO CX7500』は、連続印刷速度をカラーで毎分24枚(A4横)、モノクロで毎分32枚にした基本モデル。A3でカラーが毎分12枚、モノクロが毎分17枚となる。ファーストプリントはカラーが12秒以下、モノクロが9秒以下。搭載するプロセッサーの動作周波数は533MHz。最大消費電力は1200W(省エネモード時15W以下)。それ以外の本体サイズを含む基本仕様は『IPSiO CX9000』と同等で、オプションも共通で利用できる。

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