“SiS741GX”を搭載した初のSocket Aマザーボード「741GX-M」 |
VGA機能内蔵の“SiS741GX”チップセットを搭載した初のSocket Aマザーボード「741GX-M」がECSから登場した。組み合わされるサウスブリッジには、こちらも今回が初登場となる“SiS964L”を採用している。
“SiS741GX”はDirectX 9にソフトウェアレベルで対応するSiSの“Real256E”VGA機能を統合する | “SiS741GX”と組み合わされる、サウスブリッジの“SiS964L”は、Serial ATA RAIDをサポートしない“SiS964”の機能縮小版 |
“SiS741GX”はDirectX 9にソフトウェアレベルで対応するSiS製“Real256E”グラフィックコアを統合したAthlon XP向けのチップセットだ。FSBは333MHz、メモリもDDR333までの対応となり、最新のFSB400MHz版のAthlon XPには対応していないものの、その分価格を抑えたバリュー向けのチップセットといえるだろう。同じく“Real256E”を採用するチップセットといえば、Pentium 4対応チップセット“SiS 661FX”などがすでに登場しており、Gigabyteからは「GA-8S661FXM」が昨年10月にリリースされている。なお、サウスブリッジとして採用されている“SiS964L”は“SiS964”の機能縮小版で、Serial ATA RAIDをサポートしないもの。
「741GX-M」はMicro ATXフォームファクタを採用し、拡張スロットがAGP×1、PCI×3、DDR DIMM×2。オンボードインターフェイスは6チャンネル対応サウンドと10/100Base-Tイーサネットのみという、低価格マザーの典型的な構成となっている。価格も安くなっており、ドスパラ秋葉原本店で6250円、フェイスで6470円、TSUKUMO eX.で6579円となっている。
【関連記事】