このページの本文へ

K7S3-N(SiS748)

K7S3-N(SiS748)

2004年01月19日 00時00分更新

文● 沢渡 円

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

K7S3-N(SiS748)

Iwill/アイウィルジャパン

1万円前後(実売価格)

「K7S3-N(SiS748)」
「K7S3-N(SiS748)」。サウンド&Ethernet機能のみ装備と、今どき珍しいシンプルさが特徴的。実際、これだけの機能で十分だ、という人も多いだろう。

Athlonマザーの最終進化型?

 2GHzを超えたところで、クロックの伸びがほとんど止まってしまったAthlon XP。それでも最新のPentium 4に対抗可能なモデルナンバーを持つモデルを用意する必要があるわけで、2次キャッシュの256→512KB化に続いて、FSBの高速化とプラットフォームの進化が続いてきた。

 ただ、その進化もFSB 400MHz化で最後になり、5月に登場した3200+版(実動作クロック2.2GHzで、2次キャッシュは512KBのBartonコアを採用)が、Athlon XPの最上位モデルとなると考えられる。つまり、今回紹介するFSB 400MHzに対応した2枚のSocket Aマザーボードは、Athlon用マザーの最終形態といえる。

North Bridgeの「SiS748」
North Bridgeの「SiS748」。P4用のSiS655などのようにDualDDRには対応しないが、DDR400でFSB 400MHzの帯域と釣り合うことを考えると十分ということだろう。

 その中でも、まず1製品目はSiS748搭載のIwill「K7S3-N」。SiSのSocket A用チップセットとしては、North/South Bridgeが1チップに統合されたSiS735/SiS745のあと、P4用チップセットと同じく2チップ化されたSiS746FXでFSB 333MHz対応、今回のSiS748でさらにFSB 400MHz対応と進化が進んできた。AGP 8xのほか、DDR400メモリに対応し、North-South間は1GB/秒のMuTIOLで接続する。ただ、本ボードのSouth Bridgeは廉価タイプのSiS963“L”でIEEE1394機能が省かれている。そして、K7S3-Nのオンボード機能も、このSiS963Lを利用したAC'97サウンドとEthernetのみと最近のマザーにしては非常にシンプル。その分、横幅が20cm弱と小さく、価格面でも1万円を切っているのは非常にうれしい。

オーバークロック関係の
機能は万全

South Bridgeの「SiS963L」
South Bridgeの「SiS963L」。本マザーに搭載のAC'97サウンド&Ethernetは、このSiS963L内蔵の機能を利用している。もちろん、UltraATA/133&USB 2.0にも対応。

 一方、最近Athlon XPを利用するうえで、大きなメリットとなっているオーバークロックまわりは手抜かりがない。BIOS上から倍率、FSB、コア電圧などを自由に変更できるので、例えばFSB 266/333MHzベースのThroughbred/BatonコアのCPUをFSB 400MHzに設定。その代わり倍率を低くすることで、性能アップを図るなんて芸当も可能だ。今Athlon XPを利用するのに必要な機能をシンプルにまとめた1枚といえるだろう。

K7S3-Nの主なスペック
製品名 K7S3-N
North Bridge/South Bridge SiS748/SiS963L
メモリソケット DDR DIMM×3(最大3GB)
拡張スロット AGP×1、PCI×5
FSBクロック 100~250MHz(1MHz刻み、BIOS)
CPUコア電圧 1.100~1.850(0.025V刻み)、1.920/2.000/2.050V(BIOS)
DIMM電圧 2.50/2.63/2.77/2.90V(BIOS)
ボードサイズ 305(H)×198(W)mm(実測値)

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事
ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中