サン・マイクロシステムズ(株)は4日、マルチプロセッサーシステムを採用し、64bit CPU『UltraSPARC IIIi』を2個搭載可能なUNIXワークステーション『Sun Blade 2500』の販売を開始すると発表した。価格は74万9000円から。出荷開始は12月下旬。
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『Sun Blade 2500』 |
『Sun Blade 2500』は、1MBの2次キャッシュメモリーを搭載したUltraSPARC IIIi-1.28GHzを採用し、従来の最上位機種『Sun Blade 2000』を超える性能を、約半分の価格で提供するというUNIXワークステーションの最上位機種。UltraSPARC IIIiは、マルチプロセッサーシステムを低コストで提供する目的で設計された64bit CPUで、Sun Blade 2500では2個まで搭載できる。メモリーは最大8GB(PC2100準拠DDR SDRAM、誤り訂正回路付き)、HDDは36.4GB(Ultra160 SCSI、毎分1万回転)を最大2個搭載可能で、DVD-ROMドライブは16倍速。インターフェースは、10/100/1000BASE-TX、IEEE 1394A(FireWire)×2、USB 2.0×3、USB 1.1/1.0×4、シリアル(RS-232C/423)×2、パラレル(IEEE 1284)を装備しており、拡張スロットはPCIバススロット×6(64bit、66MHz×3、33MHz×3)を搭載する。電源はAC100V~240V。消費電力は760W。OSは64bitのSolaris 8(Solaris 8 5/03以降)を利用する。本体サイズは幅210×奥行き480×高さ485mm、重量は22.5kg。キーボードはUSB接続のSun Type 6(日本語配列またはUNIX配列)、マウスはUSB接続の3ボタン光学機械式が付属する。
ラインアップは、UltraSPARC IIIi-1.28GHz×1、1GBメモリー、36.4GBのHDD、、Sun XVR-100グラフィックスアクセラレーター、Solaris 8 HW 5/03プレインストールの“Sun XVR-100搭載モデル”(価格は74万9000円)、UltraSPARC IIIi-1.28GHz×2、2GBメモリー、36.4GBのHDD、Sun XVR-500グラフィックスアクセラレーター、Solaris 8 HW 5/03プレインストールの“Sun XVR-500搭載モデル”(価格は113万9000円)、UltraSPARC IIIi-1.28GHz×1、2GBメモリー、36.4GBのHDD、Sun XVR-1200グラフィックスアクセラレーター、Solaris 8 HW 5/03プレインストールの“Sun XVR-1200搭載モデル”(価格は125万9000円)の3モデル。
ディスプレーはオプションで、17インチフラットCRT、21インチフラットCRT、18.1インチ液晶、24.1インチ液晶などを用意する。
