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【最新パーツ性能チェック(Vol.17)】ウルトラ超速報! VIAのデュアルチャネルDDR400チップセット“PT880”の実力診断

2003年11月21日 03時41分更新

文● アスキープラス編集部 野口岳郎

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高速格安マザー登場に期待

 マザーボード選びにおいては機能、性能、価格の3つが重要だが、チップセットはこのうち性能と価格を大きく左右するうえ、基本機能にも影響を与える。現状のデュアルチャンネルP4マザーは、抜群の高性能を誇る“i875”マザーが価格面でも2万円オーバーとトップエンドを占め、メインストリームは機能満載で1万円台半ばの“i865”、バリューモデルとして機能満載で1万円以下の“SiS655FX”という路線になっている。
 少なくとも“PT880”マザーは、パフォーマンス的にほぼ同等の“i865”マザーと、同機能で安価であればお買い得度は高い。一般にVIAチップセットはIntelチップセットよりは安いので、そこは期待できる。VIAは今回、4年間のIntel CPU用チップセット製造ライセンスに際して、額は不明だがライセンス料を支払っており、その分がどれだけ価格に跳ね返るかがやや心配だが、シングルチャネルの“PT800”マザーは7000円台といった非常な安価で販売されていることを考えれば、そう気にすることもなさそうだ。
 となれば、1万円台前半で、“i865”相当のパフォーマンスのマザーが、この年末には各社から登場すると予想される。“PT880”にしかない特徴になるはずだったQBMがサポートされないとすると、価格面での競争が熾烈になるだろう。この年末は多機能マザーを安価に手に入れるのに格好のタイミングになりそうだ。

 なお、DOS/V誌よりちょっと早めの11月26日発売「週刊アスキープラスVol.11」では、108枚のマザーボードの全ベンチマーク&メモリ相性テスト結果付き大特集「決定版! マザーボードガイド2003」をはじめ、一生モノ「高級ケース選び」、「1万円台からのDVDドライブ」など、年末のお買い物をフルサポートする特集満載でお届けします。来週26日水曜日はお近くの書店でぜひお買い求めください。

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