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東芝、編集機能を強化しDV入力端子を追加したHDD&DVDレコーダーの新製品『RD-XS41』を10月1日に発売

2003年09月25日 09時23分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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(株)東芝は24日、東京・芝の本社で記者会見を開催し、ユーザーの意見を取り入れて使い勝手を改善するとともに、スペックの向上を図ったHDD&DVDレコーダーの新製品『RD-XS41』を10月1日に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は15万円前後。記者会見には、開発に携わったデジタルAV事業部DAV商品企画部 参事の片岡秀夫氏らが登場し、新製品の特徴などを説明した。

『RD-XS41』
『RD-XS41』

RD-XS41の新機能や主な機能強化点は以下のとおり。

  • HDD容量を160GBに増加
  • DVD-R4倍速書き込み対応のDVDマルチドライブを搭載
  • DVD-RWにDVD-Videoとして記録した場合、ファイナライズした後でもファイナライズ前の状態に戻して、追記や再ファイナライズが可能
  • HDD⇔DVDメディア間でのダビング時に、Videoモード/VRモードを再圧縮せずに切り替え可能
  • 録画やダビング中にほかの番組の録画や再生が可能な“マルチ操作”をサポート
  • DV入力端子を搭載し、DVカムコーダーからのデジタル映像入力に対応
  • チューナー部を改良し、ノイズリダクション機能を強化
  • チャプター位置をフレーム/GOP(MPEG-2ファイルで映像圧縮を行なう際のひとまとまりの単位)での移動が可能など、編集機能を強化
  • Ethernet経由で接続してパソコンからRDシリーズを操作するアプリケーション『ネットdeナビ』を強化し、ホイール付きマウスへの機能割り当てをサポート

HDDの増加により、録画時間は映像ビットレート1.4Mbps/音声ビットレート1Mbpsにマニュアル設定した場合、最長で約208時間の記録が可能。記録型DVDドライブの変更に合わせて、DVD-R/RWへの直接録画(Videoモード)に対応するなど、DVD-R/RWへの録画機能も強化されている。

前面左側に新設されたDV端子
前面左側に新設されたDV端子

DV入力された映像は、リアルタイムでDV→MPEG-2変換され、HDDやDVD-RAMに直接記録が可能なほか、カメラコントロールも可能。なお、DVカムコーダー以外の機器(パソコンやBS/CSチューナー、D-VHSデッキなど)への接続は未サポート。

画質向上のためのノイズリダクション機能は、場面の前後を比較してランダムに発生するノイズを除去する“3D-DNR”、輪郭部分に発生するちらつきを低減する“モスキートNR”、動きの激しい映像でMPEG圧縮特有のブロック状のノイズを減少する“ブロックNR”の3つが搭載されている。

編集機能の強化では、DVDメニューの背景を録画済みの映像から静止画を切り出して登録したり、メニューの文字/背景色の設定、録画した時間やチャンネルなどからiEPG(東芝が運営する会員向けサービス“テレビサーフ”)経由で番組情報を取得できるなど、ユーザーからの意見を基にして使い勝手の向上を図っている。

片岡秀夫氏デジタルAV事業部DAV商品企画部 参事の片岡秀夫氏

ネットdeナビは、マウスのホイール機能でコマ送りしたり右クリックでチャプター分割の設定が可能。各機能の割り当てはユーザーが変更可能。

このほか再生/視聴時の新機能として、1.5倍速で音声を聞きながらの“早見早聞き”機能、同じ時間帯/同じ曜日で録画予約設定した連続番組を連続再生するプレイリストの自動設定機能、番組の長さに応じて全長の1/20ごとに1シーンずつ切り出して内容を確認できる“1/20分割ジャンプ”機能、などが新たに用意された。

内蔵TVチューナーは、VHF/UHF/CATV/アナログBSに対応(ハイビジョン放送には未対応)。入力端子はS-Video×3、コンポジット×3、DV×1、ステレオ音声×3、出力端子はD1/D2×1、コンポーネント×1、S-Video×2、コンポジット×2、ステレオ音声×2、光角型デジタル音声×1。パソコンとの連携やiEPG、メールによる録画予約などを実現するEthernet(10/100BASE-TX)端子を背面に備える。

本体サイズと重量は、幅430×奥行き325×高さ78mm/5.0kg。消費電力は、動作時41W(BSアンテナ供給時は46W)、待機時2.1W以下(省エネ設定時は0.6W以下)。

“宇宙海賊キャプテンハーロック”コラボモデルが登場!

なお、RD-XS41と同時に、東映アニメーション(株)と東映ビデオ(株)による“宇宙海賊キャプテンハーロック 869プロジェクト”第1弾製品として、RD-XS41にロゴデザインを施し、メニュー画面などにキャラクターが登場するコラボレーションモデル『宇宙海賊キャプテンハーロック LIMITED SET』(RD-XS41本体に『宇宙海賊キャプテンハーロック』DVD-BOXを同梱)を、限定869台で販売すると発表した。11月11日午前11時より、東映ビデオの特設サイトから先着で予約を受け付ける。価格は17万8000円。発送開始は12月20日予定。

『宇宙海賊キャプテンハーロック LIMITED SET』 操作画面にハーロックのイラストが挿入されている。左上のロゴにも注目!
『宇宙海賊キャプテンハーロック LIMITED SET』操作画面にハーロックのイラスト

なお、キャプテンハーロックモデルのRD-XS41(型番:CH-869)は単体販売が行なわれず、キャプテンハーロックDVD-BOXは2004年後半に発売予定だが、パッケージなどが異なる予定とのこと。

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