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カノープス、リアルタイムノンリニア編集システム『DVStorm 3』と『DVStorm 3 for DVD』を発売

2003年09月17日 20時31分更新

文● 編集部

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カノープス(株)は17日、リアルタイムノンリニア編集システム『DVStorm 3』と、ハードウェアMPEG-2エンコーダーを搭載した『DVStorm 3 for DVD』を10月上旬に発売すると発表した。価格は、『DVStorm 3』が10万8000円、『DVStorm 3 for DVD』が12万8000円。

DVStorm 3ボード 製品パッケージ
“DVStorm 3ボード(コンポーネント出力ボード付き)”製品パッケージ
『DVStorm 3』

『DVStorm 3』(DVSTORM3)は、2002年11月に発売した『DVStorm 2』の機能を強化した後継製品。ハードウェアDVコーデック(1/5DV圧縮)を搭載しており、VHSなどのアナログ素材をDV変換してキャプチャーすることが可能。リアルタイムプレビューだけでなく、リアルタイムアナログ出力も行なえる。ビデオ解像度はNTSCが720×480ドット、PALが720×576ドット。オーディオは2チャンネル(48kHz/16bit、32kHz/12bitなど)。インターフェースは、デジタルビデオ(入出力)がi.LINK(4ピン)×1、アナログビデオの入力がミニDIN(7ピン)×1、出力がミニDIN(7ピン)とBNC(コンポーネント)×各1、アナログオーディオがステレオミニジャック(入力×1、出力×1)。コンポーネント出力は付属のPCIカードから行なう。カードサイズは幅212×高さ107mm。DVケーブル、アナログビデオ端子変換ケーブル×2本、アナログオーディオ端子変換ケーブル×2本が付属する。

『EDIUS LE』の画面
新たに付属するビデオ編集ソフト『EDIUS LE』

ソフトではビデオ編集ソフト『EDIUS LE』が追加された。これはノンリニア編集システム専用のビデオ編集ソフト『EDIUS』の機能限定版。タイムコードの切れ目などを検出して自動的に分割キャプチャーする機能のほか、ビデオ/オーディオ分離編集、オーディオの波形表示、タイムコード&オーディオレベル表示などの機能を搭載し、ボイスオーバー(アフレコ)にも対応。ビデオトラックは2本、オーディオトラックは4本、タイトルトラックは10本まで編集できる。トランジションは40種類を利用でき、移動方向など各種の設定が可能となっている。MPEG-1/-2、Windows Media、RealVideoの出力に対応したファイル変換プラグインソフト『ProCoder LE』が組み込まれているほか、カナダのインスクライバー・テクノロジー社(Inscriber)のタイトル作成ソフト『TitleExpress for EDIUS』も搭載する。『Adobe Premiere Pro』用のプラグインも同梱される。

対応機種は、Pentium 4-1.70GHz以上(2.40GHz以上推奨)とPCIバススロット(Ver.2.1以上)を搭載したPC/AT互換機。PCIスロットはDVStorm 3カードで1本、コンポーネント出力カードを利用する場合はもう1本必要となる。対応OSはWindows 2000 Professional/XP。

DVStorm 3 for DVDボード 製品パッケージ
“DVStorm 3 for DVDボード(コンポーネント出力ボード付き)製品パッケージ
『DVStorm 3 for DVD』

『DVStorm 3 for DVD』(DVSTORM3DVD)は、『DVStorm 3』にハードウェアMPEG-2エンコーダー『StormEncoder』を搭載した製品。MPEGデータをDV/アナログで出力でき、ビデオの解像度は最大でNTSCが720×480ドット、PALが720×576ドット。ビットレートは、MPEG-2(Standard)が4M~15Mbps、MPEG-1が1M-1.8MbpsでVBR/CBR対応。オーディオはサンプリング周波数が最大48kHz(16bit)。 DVDオーサリングソフト『Ulead DVD Workshop SE for Canopus』が同梱される。

なお、現行製品の『DVStorm 2 Light』と『DVStorm 2 Light for DVD』については継続して販売するとしている。

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