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PFU、PDF対応の両面カラースキャナー“ScanSnap”の新モデル2製品を発売

2003年09月10日 17時11分更新

文● 編集部

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(株)ピーエフユーは9日、紙文書の表と裏の両面をスキャンしてPDFファイルにするカラースキャナー“ScanSnap”の新製品として、自動給紙(ADF)タイプの『fi-4110EOX3』と、ADFとフラットベッド両用タイプの『Fi-4010SSF2』の2製品を発表した。販売開始は、『fi-4110EOX3』が17日で、『Fi-4010SSF2』が10月4日。富士通(株)と富士通グループ各社が販売する。価格はオープン。オンラインショップ“PFUダイレクト”では『fi-4110EOX3』を4万9800円、『Fi-4010SSF2』を4万2800円で販売する。

『fi-4110EOX3』『fi-4110EOX3』

『fi-4110EOX3』は2002年9月に発表した『fi-4110EOX』の、『Fi-4010SSF2』は2002年11月に発表した『Fi-4010SSF』の後継機種。PDFファイルのサムネイル表示が行なえるようになったほか、アプリケーションとしてアドビシステムズ(株)のPDF作成ソフト『Adobe Acrobat 6.0 Standard 日本語版』を同梱したのが特徴。サムネイル表示は、Windowsのエクスプローラを利用してPDFのサムネイルを一覧表示するもので、付属のソフト『PDF Thumbnail View』を利用する。『Adobe Acrobat 6.0 Standard 日本語版』を同梱したことで、PDFファイルの文字部分の検索や、Office文書(Word/Excel/powerPoint)との連携などが行なえるようになっている。従来モデル同様、名刺管理ソフト『名刺ファイリング OCR』も同梱する。

『fi-4110EOX3』は、最大50枚の自動給紙(ADF)に対応したスキャナーで、カラーページとモノクロページの自動識別や、白紙のページを自動的に削除する機能に加え、新たに、複数枚の原稿を連続して読み取り、1枚ずつを別々のPDFファイルとして保存する“PDFファイルの固定ページ分割作成”機能を搭載した。読み取り原稿サイズは、名刺からA4までの定型のほか、新たに任意の原稿サイズ(カスタムサイズ、幅55~216mm、長さ90~360mmの範囲で設定可能)に対応。レター/リーガルサイズにも対応している。

読み取り画素数は、“スーパーファイン”が2600万画素(A4では300dpi相当)、“ファイン”が1160万画素(A4で200dpi相当)、“普通”は650万画素(A4で150dpi相当)。読み取り速度はカラー/モノクロとも、ファインでは毎分6枚、普通で毎分15枚(両面)。出力ファイル型式はPDF/JPEG。TWAINには対応しておらず、TWAIN対応アプリケーションからの取り込みは行なえない。インターフェースはUSB1.1対応。本体サイズは幅308.5×奥行き154.0×高さ130.0mm、重量は2.5kg。原稿搭載容量は50枚。電源はAC100VでACアダプターを利用する。対応機種はPC/AT互換機(Pentium III-600MHz以上を推奨)。対応OSは、Windows 98/Me/2000 Professional/XP。

『Fi-4010SSF2』『Fi-4010SSF2』

『Fi-4010SSF2』は、最大25枚の自動給紙(ADF)とフラットベッドによる読み取りの両方に対応したモデル。読み取り解像度は『fi-4110EOX3』と同じだが、読み取りサイズが定型(A4/B5/B6/A6/はがき/名刺)のみで、読み取り速度は、モノクロが毎分10枚、カラーが毎分3.3枚となる。インターフェースや対応OS、同梱のアプリケーションソフトなども『fi-4110EOX3』と共通となっている。電源はACアダプターを利用する。本体サイズは幅445×奥行き304×高さ179mm、重量は4.9kg。名刺スキャン用の黒紙が付属する。

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