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日立、Office 2003をプレインストールした“Prius秋モデル”を発表

2003年09月11日 13時28分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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(株)日立製作所は11日、デスクトップパソコン『Prius Deck』『Prius Air』と、ノートパソコン『Prius Air Note』の新製品として、Office Personal Edition 2003をプレインストールし、CPUを強化、HDD容量を増加した『Prisu Deck 770G』『Prius Air 670G』(各1モデル)、『Prius Air Note 100G5LVC/G5LMC』(2モデル)を17日に発売すると発表した。価格はいずれもオープンプライスで、編集部による予想実売価格はPrius Deck 770Gが28万円前後、Prius Air 670Gが20万円前後、Prius Air Note 100G5LVCは20万円前後、G5LMCは18万円前後。

2003年秋モデルのPriusシリーズは、Office Personal 2003プレインストールと、廃棄時の費用を本体価格に含める“PCリサイクル”対応が共通する特徴で、機能的な変更点はCPUの高速化やHDDの強化、およびソフトウェアの改良などにとどまる。

『Prisu Deck 770G』
『Prisu Deck 770G』

Prius Deck 770Gは、CPUをHT対応Pentium 4-2.60CGHz、HDDを約180GBに増強した液晶ディスプレー付属のスリムデスクトップ。ほかのスペックは従来と変わらず、メインメモリーはPC2700対応DDR SDRAM512MB(256MBモジュール×2のデュアルチャンネル、最大1GB)、チップセットはグラフィックスアクセラレーター機能内蔵のIntel 865GBを搭載する(ビデオメモリーはメインメモリーのうち最大64MBを共用)。光ドライブは、DVD MULTIドライブ(DVD-RAM3倍速/DVD-R4倍速/DVD-RW等速/CD-R12倍速/CD-RW8倍速/CD32倍速/DVD12倍速)とDVD-ROMドライブ(CD24倍速/DVD6倍速)の2ドライブ構成。

従来と同様にTV視聴&録画機能を実現するハードウェアMPEG-2エンコーダー付きTVチューナーカードを標準搭載。TVチューナーカードには3次元Y/C分離やゴーストリデューサーなどの高画質化機能を内蔵し、最大720×480ドット/8Mbpsでの録画が可能。録画時間は最高画質モード時で約40時間、同解像度/2Mbpsの長時間画質モードでは最長約150時間。

ソフトウェアでは、テレビ番組表機能付き視聴ソフト『Prius Navistation2』に30/60/120分後に自動終了する“スリープタイマー”、深夜の自宅など静かな場所で画面表示や音声出力なしに録画を開始する“ナイト録画モード”、メディアを挿入すると自動的に画像などをライブラリーに自動登録する“自動ライブラリ登録”などの新機能が搭載された。

通信機能は10/100BASE-TX対応EthernetとV.90準拠の56kbpsモデムを内蔵。インターフェースは、USB 2.0×8(前面2/背面4/ディスプレー側2)、i.LINK(IEEE 1394)×2、アナログRGB、DVI-D(デジタル液晶接続端子)、AV入出力などを装備。拡張スロットはPCI×2、PCカード(TypeIII×1またはTypeII×2、CardBus対応)、SDメモリーカードスロット、メモリースティックスロット(メモリースティックPROには未対応)を内蔵する。

本体サイズと重量は、幅105×奥行き364×高さ372mm/約9.3kg。消費電力は最大230W、平均約59W、サスペンド時約5W。プレインストールOSはWindows XP Home Edition SP1。

本体には1280×768ドット(WXGA)表示の17インチワイド“アドバンスドスーパーピュアカラー”液晶ディスプレーが付属する。視野角は上下左右とも170度で、輝度は約350cd/m2、コントラスト比は400:1。3W+3Wのステレオスピーカーを内蔵する。液晶ディスプレーのサイズと重量は、幅552×奥行き190×高さ387mm/約6.3kg。消費電力は最大80W、サスペンド時約6W以下。

『Prius Air 670G』
『Prius Air 670G』

Prius Air 670Gは、CPUをAthlonXP 2400+に高速化した液晶ディスプレー付属のスリムデスクトップ。そのほかのスペックは従来から変わらず、HDDは約120GB、メインメモリーはPC2100対応DDR SDRAM256MB(最大1GB)、チップセットはグラフィックスアクセラレーター機能内蔵のSiS 740を搭載する(ビデオメモリーはメインメモリーのうち最大32MBを共用)。光ドライブは、DVD MULTIドライブ(DVD-RAM3倍速/DVD-R4倍速/DVD-RW等速/CD-R12倍速/CD-RW8倍速/CD32倍速/DVD12倍速)を搭載する。

従来同様、ハードウェアMPEG-2エンコーダー付きTVチューナーカードを標準装備(3次元Y/C分離やゴーストリデューサーなどの高画質化機能は非搭載)。最大720×480ドット/8Mbpsでの記録が可能で、録画可能時間は最高画質モード時で約25時間、同/2Mbpsの長時間画質モードでは最長約100時間。

テレビ番組表機能付き視聴ソフト『PriusAir View』がバージョンアップし、30/60/120分後に自動終了する“スリープタイマー”、“ナイト録画モード”、“自動ライブラリ登録”と、時間帯によって自動的に色調を変更する機能が追加された。

通信機能は10/100BASE-TX対応EthernetとV.90準拠の56kbpsモデムを内蔵。インターフェースは、USB 2.0×6(前面2/背面2/ディスプレー側2)、i.LINK(IEEE 1394)×2、アナログRGB、DVI-D(デジタル液晶接続端子)、AV入出力などを装備。拡張スロットはPCI×2、PCカード(TypeIII×1またはTypeII×2、CardBus対応)を内蔵する。

本体サイズと重量は、幅104×奥行き344×高さ367mm/約9.2kg。消費電力は最大200W、平均約96W、サスペンド時約4W。プレインストールOSはWindows XP Home Edition SP1。

本体にはXGA表示の15インチ“ラスタービュー”液晶ディスプレーが付属する。視野角は上下左右とも160度で、輝度は約250cd/m2、コントラスト比は400:1。2W+2Wのステレオスピーカーを内蔵する。液晶ディスプレーのサイズと重量は、幅443×奥行き190×高さ376mm/約4.7kg。消費電力は最大48W、サスペンド時約5W以下。

『Prius Air Note 100G5LVC』
『Prius Air Note 100G5LVC』

Prius Air Note 100G5LVC/100G5LMCは、CPUをMobile Celeron-2.0GHzに高速化し、上位モデル(G5LVC)のHDDを約60GBに増強し(下位モデルのG5LMCは約40GBで従来と変わらず)、15インチXGA表示のスーパーラスタービュー液晶ディスプレー(視野角は左右120度、上下100度)を搭載する光ドライブ内蔵A4ノートパソコン。

主なスペックは、メインメモリーはPC2100対応DDR SDRAM256MB(最大1GB)、チップセットはグラフィックスアクセラレーター機能内蔵のATI RADEON IGP340M&ALi M1535+を採用する(ビデオメモリーはメインメモリーのうち最大32MBを共用)。光ドライブは、G5LVCがDVD MULTIドライブ(DVD-RAM2倍速/DVD-R2倍速/DVD-RW等速/CD-R16倍速/CD-RW4倍速/CD24倍速/DVD8倍速)、G5LMCはCD-R/RW&DVD-ROM対応コンボドライブ(CD-R24倍速/CD-RW10倍速/CD24倍速/DVD8倍速)を内蔵する。

通信機能は10/100BASE-TX対応EthernetとV.90準拠の56kbpsモデムを内蔵。インターフェースは、USB 2.0×3(側面1/背面2)、i.LINK(IEEE 1394)、アナログRGB、シリアル、パラレル、S-VIDEO出力端子などを装備。拡張スロットはPCカード(TypeIII×1またはTypeII×2、CardBus対応)を内蔵する。

本体サイズと重量は、幅328×奥行き268×高さ37mm/約3.2kg。消費電力は最大76W(G5LMCは最大75W)、平均約26W、サスペンド時約2W。プレインストールOSはWindows XP Home Edition SP1で、両機種とも光学式マウスが付属する。

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