ネットレイティングス(株)は22日、6月のインターネット利用動向情報サービスの調査結果を発表した。それによると、ウェブサイトの運営主体ごとの分析を行なう総合指標“プロパティ”のランキングの主要指標において、“楽天”(プロパティ名:Rakuten)が“ヤフー”(プロパティ名:Yahoo!)に次ぐ2位の地位を固めつつあることが明らかになったという。楽天(株)は14日に、(株)インフォシークとライコスジャパン(株)を9月1日付けで吸収合併すると発表しており、それを踏まえた結果となっている。
ヤフーの利用者数は2156万2000人、“リーチ”(一定期間内に閲覧した人の割合)は79.9%、ページビューは94億2669万6000、平均利用時間は2時間33分41秒で、楽天の利用者数は1495万3000人、リーチは55.4%、ページビューは15億8920万、平均利用時間は45分5秒、3位の“ニフティ”(プロパティ名:Nifty)の利用者数は1408万7000人、リーチは52.2%、ページビューは7億7941万4000、平均利用時間は26分37秒となっている。
同社では、“勝ち組”企業による有力サイトの買収やサービス統合が進めば、単なるドメインやサイト単位のデータだけでなく、経営主体、運営主体の本当の実力が見えるプロパティー分析の重要性が、今後ますます高まると思われるとコメントしている。
