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驚速DVDビデオレコーダー

驚速DVDビデオレコーダー

2003年07月03日 00時06分更新

文● 松本 俊哉

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驚速DVDビデオレコーダー

ソースネクスト

1980円
(2003年5月に価格改定)

DVDの映像を
HDDにライブラリ化

「驚速DVDビデオレコーダー」のメイン画面
画面1 「驚速DVDビデオレコーダー」のメイン画面。

 市販のDVDタイトルの価格は年々低価格化が進み、しばしば行われる各社のロープライス版の再発売キャンペーンなどによって、ここ数年で手持ちのDVDの枚数が数10から100枚超に膨れ上がったというユーザーは少なくないだろう。こうなると、完璧に整理したつもりでいても、いざ探す段になって目的のタイトルが見つからないということも珍しくない。しかし、もしDVDの内容がPCのHDDに保存してあれば、メディア自体が見当たらなくても関係なく視聴することができる。ソースネクスト「驚速DVDビデオレコーダー」は、DVDビデオの映像をHDD上に記録することでコンパクトにライブラリ化してしまえるツールで、まさに前述のような要求に応えてくれる。

“録画”中のステータスをモニタリング
画面2 “録画”中は、そのステータスをリアルタイムでモニタすることができる。「録画時間倍率」は実再生時間に対する作業時間の比率で、この数字があまりにも多かったり、コマ落ち(ロストフレーム)が大量に出る場合などは、まず設定を見直すべきだ。

 こう書くとまるで違法なリッピングソフトのように思えてしまうかもしれないが、本ソフトはDVDリッパーではない。バンドルされているサイバーリンクのDVD再生ソフト「PowerDVD XP」によってデコードしたMPEG-2ストリームを、やはりバンドルされているMPEG-4ベースのビデオコーデック「DivX v5.0.2」で直接再圧縮して保存するツールなのだ。従って、著作権保護機能を解除(回避)してMPEG-2データを抜き出すような性質のソフトではない。また、HDDに保存したファイルは、作成したPC上でない限り再生できないよう保護されるので、不特定多数に配布することはできない。



使い方は簡単だが
記録方法に不満も

映像と音声のコーデック選択画面
画面3 映像と音声のコーデックは変更できる。ただし、「DivX」「MP3」「PCM」以外はメーカーサポート外となる。

 使い方はいたって単純で、驚速DVDビデオレコーダー上でDVDの再生を開始したら、記録を始めたい任意の箇所で「録画」ボタンを押して保存先を指定するだけ。再び録画ボタンを押せば記録が止まり、その範囲の映像がDivXによる再圧縮AVIファイルとして生成される。生成されるファイルの画質と音質は設定ダイアログで調整可能で、「ビデオ」タブでDivXのプロパティを呼び出せば、圧縮時のビットレートをスライダーや数値入力によって可変させることができる。音声はMP3形式で記録されるのだが、その音質は「オーディオ」タブで13通りから選択できる。標準が最高音質で、24kHzステレオ/56kbpsだ。ちなみに、DivXのエンコードビットレートを700kbps前後とすれば、2時間のDVDビデオが650MB(CD-R1枚分)程度のサイズで保存できる。

「録画精度と音量調節」ダイアログ
画面3 コマ落ちが激しい場合は、「録画精度と音量調節」ダイアログで録画のスピードを下げることで対処することも可能。

 なお、これらの設定タブではDivXとMP3以外のコーデックを選択することも可能で、ビデオはMPEG-4系の「MS-MPEG-4 V1」と「MS-MPEG-4 V2」または「非圧縮」、オーディオは「PCM」を利用することもできる。ただし、映像を非圧縮、音声をPCMで記録したところで、できあがったファイルは編集ソフトで認識できないため、精密なカット編集は事実上不可能と言える。

 また、PowerDVDによってデコードしつつ、その再生ストリームを圧縮保存するという方式のためか、「録画」するためにはまず再生を行う必要があり、停止状態からチャプターやタイムコードを指定して、自動でMPEG-2からDivXへ変換することはできない。同じ理由で、実再生時間よりも早く変換することも不可能だ。このあたりは、今後のバージョンアップでの改善に期待したい。

 ちなみに、DivXはマルチパス圧縮(Nth pass Encording)対応バージョン「v5.0.3」を利用しても、驚速DVDビデオレコーダーの動作にまったく支障はなかった。

驚速DVDビデオレコーダーの主なスペック
製品名 驚速DVDビデオレコーダー
対応OS Windows 2000/XP
CPU Celeron-600MHz以上(Pentium 4以上を推奨、Dual CPU環境はサポート対象外)
メモリ 128MB以上(256MB以上を推奨)
DVDドライブ ATAPI接続内蔵、USB 2.0、IEEE1394
HDD 10MB以上の空き容量(別途DVD録画用に空き容量が必要、同梱の「PowerDVD XP特別版」をインストールする場合には、さらに15MB以上必要)

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