日本アイ・ビー・エム(株)は2日、ノートパソコン“ThinkPad”や、デスクトップパソコン“Netvista”“ThinkCentre”“IntelliStation”、ディスプレーを含む使用済みパソコンを回収・再生し、IBM Refreshed PC(IBMリフレッシュPC)”として販売を開始すると発表した。主に中古パソコンを取り扱うパソコン量販店などで7月上旬から販売する。価格は機種や程度により量販店が決定するという。
ノートパソコンには液晶ディスプレーの下に専用マークが付けられる | パームレストには専用マークのシールが貼られて出荷される |
“IBMリフレッシュPC”は、企業などから排出された使用済みパソコンを、同社の使用済みパソコンの再生施設“リユース・センター”(神奈川県藤沢市)において、外観のクリーニングや稼動確認を行ない、再生したもの。同社の品質基準を満たしており、新品並みの外観などが特徴。製品には、IBMリフレッシュPC専用マークが貼られるという。使用済みパソコンの再生品であるため、メーカー保証はないが、サポートセンター“IBM Refreshed PCヘルプセンター”を開設し、パソコンの設置やWindowsの基本操作、セットアップ支援などを電話で行なうサービスを提供する(質問1件あたり4000円)。
同社では、すでに再生パソコンを扱っているが、今回、メーカー製中古パソコンに対する一般ユーザーや販売店からのニーズを受けて、分かりやすい名称“IBMリフレッシュPC”を採用して販売を開始するもの。製品の長寿命化のスローガン“ゆりかごからゆりかごまで”の一環という。