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ソニー、小型の200万画素デジカメ『DSC-U30』と防水モデル『DSC-U60』を発表

2003年06月02日 14時58分更新

文● 編集部 栗山博行

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ソニーマーケティング(株)は2日、小型軽量のデジタルカメラ“Cyber-shot U(サイバーショットU)”シリーズに有効200万画素のCCDを搭載した『DSC-U30』と、水深1.5mまでの防水に対応した『DSC-U60』の2機種を追加、6月下旬に発売すると発表した。価格はオープンプライスだが、編集部による予想販売小売価格は、U30が2万7000円前後、U60が3万円前後。

DSC-U20の使い勝手を向上させた後継機
DSC-U30

『DSC-U30』
『DSC-U30』

DSC-U30は、有効200万画素のCCDを搭載した小型デジタルカメラ『DSC-U20』の後継機。“シルバー”、“ゴールド”、“オレンジ”、“レッド”、“ディープブルー”、“グレー”の6色のカラーバリエーションモデルをラインナップする。またU30の販売にともない、U20は生産終了となる。

DSC-U20と比較した強化ポイントは、

  • 屋外での視認性を上げるため、モニター用の6万4000画素の1.0インチ反射型液晶ディスプレーを、半透過型液晶ディスプレーに変更
  • 標準撮影枚数/時間を約150枚/約75分に増加(U20では約120枚/約60分。同社計測による)
  • 同梱する充電器を使った、単4ニッケル水素電池×2本の充電時間を約6時間に短縮(U20では、約13時間)
  • 撮影環境に合わせ、絞り・シャッタースピード・色調整などを自動で行なう簡易カメラ設定“シーンセレクション”に、夜間撮影用の“夜景モード”と、スキー場などでの撮影を想定した“アクティブアウトドアモード”の2モードを追加(U20の3モードを加え、計5モード)
  • 撮影画像の拡大再生機能を搭載(2.5倍/5倍。中央部のみ拡大可能で、トリミングなどは行なえない)
  • 記録媒体のメモリースティックPROに対応

など。1/2.7インチの210万画素(有効200万画素)プログレッシブ“Super HAD”CCDや、焦点距離5mm(35mmフィルム換算で33mm)、F値2.8の単焦点レンズには変更がなく、使いやすさに重点を絞った強化が施されている。静止画記録はJPEG形式で1632×1224/640×480ドット。動画記録はMPEG-1形式で160×112ドット、最大15秒の音声なし録画を行なえる。インターフェースにはUSB 1.1を採用し、記録媒体はメモリースティック(8MB品を同梱)。本体サイズは幅85×奥行き29.7×高さ40.3mm、本体重量は89g。

そのほか、サイバーショットUシリーズ専用のアクセサリーとして、単4ニッケル水素電池4本を約1時間25分で充電する『ACC-CN3』充電器と、液晶クリーナー、オリジナルストラップをセットにしたアクセサリーキット『ACC-CN4』と、U10/20/30に対応したナイロン製の本体ケース『LCS-UJ』(シルバー、ブラックの2色)、数量限定の本体ケース『LCS-UK』(ブルー、レッドの2色)を発表した。発売は6月下旬を予定し、価格はACC-CN4が4500円、LCS-UJ/UKが2300円。

水深1.5mでの撮影に対応した軽量デジカメ
DSC-U60

『DSC-U60』『DSC-U60』

DSC-U60は、DSC-U30を水深1.5mまでの水中撮影に対応させた製品。カメラとしての基本的な仕様はU30と同等で、シーンセレクションに水中撮影用の簡易設定“水中撮影モード”を追加したという相違点がある。水中撮影モードでは、赤色成分が弱くなる水中向けにカラーバランスを調整している。

本体は、人間工学に基づき水中撮影時に片手でも操作を行なえるように設計され、縦型で利用するようになっている。また、右手で握り締めたまま無理のない姿勢で撮影が行なえるように、本体の垂直軸に対しCCD、ディスプレーを傾けてあるのが特徴だ。

電源部分は、防水用の外枠と電池用のフタの2重構造になっており、航空機の油圧系統などにも使われるOリングによる密封機構が採用されたている。本体サイズは幅60.2×奥行き43.3×高さ116.8mm、本体重量は149g。

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