このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

RD-XS40

RD-XS40

2003年05月20日 00時00分更新

文● 那須 涼介

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

PCに録画データを持ってくることも可能!

リモコンで文字入力 Gコード入力
リモコンで文字入力するには方向キーでいちいち文字を拾って変換する必要がある。番組名までは根性で入力するにしても、チャプター名はとても無理だ。Gコードも使えるが、基本的には予約時刻、チャンネルの入力は手動で行なう。また、番組名もあらかじめ入力するなら、またリモコンで大変な作業が待っている。
●【単体利用の場合 「文字入力や録画予約は全部リモコンで」】

 XS40のEthernet端子では残念ながらMPEG-2データのやり取りはできない。ただ、PCとの連携でXS40はさらにパワーアップする。特に大きいのが文字入力。リモコンを用いた文字入力は単語1つ入れるのも苦痛が伴う。これがPCのキーボードで代用できるのだから大きい。また、iEPGによる録画予約も便利だ。Webブラウザ上に表示された電子番組表のボタンをクリックすると、その設定がXS40に転送されて予約完了。このとき、番組名や番組内容も一緒に送られるので、録画データの管理も大変楽になる。

Quick DVD
●【VROファイルをVOBに変換】 DVD-VRフォーマットのVROファイルを編集可能なソフトは少ないが、この「Quick DVD」はVROファイルをDVD-Videoで用いられているVOBファイルに変換してくれるほか、カット編集機能もある。

 また、どうしてもXS40で録画したデータをPCに持ってきたければ、DVD-RAMを用いるという手も残されている。DVD-RAM/Rドライブに付属する松下製の「DVD-MovieAlbum」。DVD-RAMに録画されたデータの編集、再生ができるほか、MPEG-2ファイルをPCに出力する機能も持つ。「Quick DVD」というオンラインソフトも便利(フリーソフト、作者:Lepton氏、アスキー PC Explorer 2月号CD-ROMに収録!!)。DVD-RAM読み出し機能を持つDVD-ROMドライブを購入すれば、DVD-VR形式のVROファイルを読み出せるが、これをDVD-Videoと同じVOB形式に変換してくれる。



PC用キーボードで文字入力 電子番組表を見ながら予約設定
Webブラウザ経由でPC用キーボードを用い、文字入力ができるので、チャプター名を入力する程度の作業は正直何の苦にもならない。PC上のWebブラウザーで電子番組表を見ながら、簡単に予約設定できる。また、番組タイトルや中身の説明なども自動的にXS40側に登録される。
●【PC連携の場合 「PCの機能を使って楽々終了」】
DVD-MovieAlbum 切り出し設定
●【DVD-RAM経由でPC上でも編集できる】 最近のDVD-RAMドライブ製品の多くに付属する「DVD-MovieAlbum」。DVD-RAMに録画されたデータの編集/表示、タイトルの入力が可能なほか、録画データをMPEG-2形式でPCに保存する機能もある。

DVDレコーダ向けのフォーマット「DVD-VR」

DVD再生ソフトはDVD-VR対応
●【DVD再生ソフトはDVD-VRに対応】 PC上でならDVD-RAMの再生環境を作ることは容易。WinDVD4はDVD-VRのサムネイルの表示にも対応している。
 DVD-Videoで用いられているDVDビデオフォーマットは高機能ながら複雑、そしてデータが順に書き込まれている必要があるため、書き換えメディアでの利用には適していない。そこで、DVDフォーラムで策定されたのが、シンプルかつDVDレコーダ向けの各種機能を付加した“DVDビデオレコーディングフォーマット(DVD-VR)”だ。XS40でDVD-RAMにデータを書き込む際は、このDVD-VRが用いられている。DVD-Rでは不可能で、DVD-RAMで可能なフレーム単位の編集も、まさにこのDVD-VRの機能を用いている。一般のDVDプレーヤでは、DVD-VRに対応した製品はごく少数だが、PC用のDVD再生ソフトの「PowerDVD」「WinDVD」は最新バージョンでDVD-VR形式で保存されたデータを再生できる。DVD-RAMが読み出し可能な松下や東芝製のDVD-ROMドライブはPCショップ店頭で7000円程度で入手できるので、PC上でのDVD-RAMの再生は実は容易なのだ。なお、DVD-VRは論理フォーマットとしてUDF 2.0を採用している。前述のDVD再生ソフトは独自に解析するので特に問題がないが、OS的にはXP以降でのみUDF 2.0の読み込みに対応している。よって、DVD-VRのファイル自体を読み出したい場合は注意が必要だ。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン