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【最新パーツ性能チェック(Vol.11)ついにEV6の限界400MHzを実現した“究極のAthlon XP”~Athlon XP-3200+の性能はいかに?】

2003年05月13日 20時06分更新

文● 週刊アスキープラス編集部 野口岳郎

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ついにEV6の限界400MHzを実現した「究極のAthlon XP」の性能はいかに?

 ハイエンドの標準メモリがすっかりDDR 400(PC3200)になった今、Athlonユーザーが心待ちにしているのが「FSB 400MHz版のAthlon XP」だ。多くのチップセットにおいて、メモリの性能はFSBとシンクロしたときに最大となる。最高性能のメモリが使え、かつ、FSBアップでCPU性能のボトルネックも解消できる期待の新製品。その名もAthlon XP-3200+、いよいよ発売開始である。

Athlon XP「完成形」へ

 まるで2002年のインテルを見ているようだ。4半期に10%のペースで着実にクロックを上げただけでなく、キャッシュは増やす、FSBは上げる、ハイパースレッディングは付く……Athlon XPを完全においてきぼりにする勢いだった。そのインテルが、今年はFSBアップだけとおとなしめなのに対し、AMDは昨年8月、新サラブレッドコアによる2600+による電撃的な復活以来、10月にはFSBの333MHz化今年2月にはキャッシュ512KB内蔵のBartonコアと、矢継ぎ早に新機軸を展開してきた。今回のAthlon XP-3200+の最大のポイントは、FSBをついにEV6バスの最終目標とした400MHzにまで引き上げたことである。2002年前半時点では、AMD筋からは「FSBの266MHz以上の向上は行なわない」という発言もあり、Athlon発表当時の「400MHzまで可能」という言葉が真実になるとは信じられなかった。それが今こうして目の前にあるのは、なんとも感慨深い。  一方、実クロックのほうは、3000+に比較して33MHzアップの2.2GHzであり、モデルナンバー200アップの根拠としては少なすぎる。つまり、AMDはFSBの向上を、6%強の性能向上の根拠としていることになる。果たして3200という名付けは妥当なのか、また、FSB 800MHz版Pentium 4で、最高性能の座を奪われたAthlon XPの再逆転はあるか。以下、詳しく検証していくことにしよう。




末尾の「E」が400MHzのしるし

Athlon XP-3200+のパッケージ。色違いなども登場する予定だという。パーツナンバー末尾の「E」が400MHz FSBのしるし

 Athlon XP-3200+のパッケージは、基本的にはBartonコアの2500/2800/3000と変化はない。ただ、CPUに記載されるOPN(パーツ注文番号)には、400MHzFSB対応を示すための変化が現われた。今回テストしたパーツの記載は「AXDA3200DKV4E」。“AXD”はAthlon XPを示し、次の“A”はデスクトップ用、“D”はOPGAパッケージ、“K”は1.65V動作、“V”はダイ温度85度までを示し、ここまでは多くのAthlon XPと同じ。次の“4”は2次キャッシュ容量512KBを示す、いわば「Bartonの証」。その後ろの“E”が400MHz FSBを示す。Bの200MHzに始まり、Cの266MHz、Dの333MHzを経た、EV6の最終地点を表わす文字である。

 消費電力は3000+から少し増え、最大で76.8W、標準で60.4Wである。最大値は、過去のAthlon XPシリーズでの最高値を更新してしまったが、標準値ではAthlon XP-2200+よりも少ない。また、最大値でもPentium 4-3.06GHzや3GHzのTDP=81.8Wより低い(しかもTDPは最大値ではない)。



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