(株)セルシスは25日、マンガ制作ソフト『ComicStudio』シリーズのエントリーモデル最新バージョン『ComicStudioDebut Ver.2.0(コミックスタジオデビュー バージョン2.0)』を5月30日に発売すると発表した。
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『ComicStudioDebut Ver.2.0』通常モデルのパッケージ | 『ComicStudioDebut Ver.2.0』サークルモデルのパッケージ |
『ComicStudioDebut Ver.2.0』は、“ページ表示状態で、全ての作画を可能にする”をコンセプトに開発されており、従来バージョンのページウインドーとコマウインドーの機能が統合され、ページに直接描画、トーン処理、セリフ入力などを行なえるようになった。なお、コマグループレイヤーにより、従来バージョンのようにコマ割り後に作画するという手順でも作業可能となっている。
また、新エンジンの搭載により描画をはじめとするさまざまな処理の高速化(従来バージョン比で約3倍)を実現したという。さらに、1200dpiの高解像度に対応し、複数の解像度を同時に扱える“マルチレゾリューション機能”や、3.1~400%までの無段階表示機能、ナビゲーションパレット機能を搭載する。レイヤー構成も変更され、新たに“選択範囲”“定規”“ガイド”などを追加、選択範囲や定規、グリッド線の管理をレイヤー単位で行なえるという(1ページ当たり99枚のレイヤーを利用可能)。そのほか、TWAINに対応、(株)モードの柄トーン320種類を含む850種類のトーンを収録する。
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『ComicStudioDebut Ver.2.0』の画面 |
『ComicStudioDebut Ver.2.0』は、一般のパソコンユーザーやイラストレーター、デザイナーなどをターゲットとした“通常モデル”と、同人誌作家をターゲットとした“サークルモデル”の2種類が用意される。通常モデルはシンプルなデザインのパッケージで、トーンデータ“クリエイターズセレクトトーン”計10点を同梱する。サークルモデルは、パッケージイラストに松本青氏を起用し、同人誌のデジタル入稿方法について解説した特別冊子を同梱する。
2モデルとも対応OSはWindows 98SE/Me/2000/XP、およびWindows XP TabletPC Editionで、価格はそれぞれ1万1500円。
なお同社は、従来バージョン『ComicStudioDebut Ver.1.0』の登録ユーザーを対象に有償バージョンアップを実施するとしており、ComicStudio専用ホームページ“コミックスタジオ・ドットネット”を通じて申し込みを受け付けるという。
