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オンラインストレージサービス利用の著作権侵害で摘発

2003年04月10日 22時28分更新

文● 編集部

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(社)コンピュータソフトウェア著作権協会、(社)日本音楽著作権協会、(社)日本レコード協会は10日、京都府警ハイテク犯罪対策室と堀川署が同日付けで、著作権法違反の疑いにより東京都新宿区在住の男性(18歳)を逮捕したと発表した。オンラインストレージサービスによる摘発は初という。

これは、音楽CDから作成したMP3形式の音楽ファイルを、オンラインストレージサービスを利用して、権利者に無断で公衆に送信できる状態にしたという“公衆送信権及び送信可能化権の侵害”に違反した疑いでの逮捕。被疑者は、2002年9月ごろから、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)のオンラインストレージサービス“シェアステージ”などを利用して、数十タイトルの市販の音楽CDの音源をMP3形式ファイルに変換してサーバーにアップロードしたうえで、不特定多数のインターネット利用者を募ってグループを形成し、グループに参加したユーザーが利用可能な状態にしていたという。今回、対象となった楽曲は浜崎あゆみの『Voyage』と平井堅の『大きな古時計』の2曲。

併せて、同署では、同サービスを利用してゲームソフトを権利者に無断で公衆に送信できる状態にしていた栃木県小山市在住の派遣社員男性(31歳)を、著作権法違反(公衆送信権の侵害)の疑いで逮捕し、京都区検察庁に送検したことと、男性がすでに略式命令を受けていることを明らかにしたという。

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