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アドビシステムズ、『Adobe Output Designer 5.5 日本語版』など企業向け3製品の出荷を開始

2003年04月07日 23時29分更新

文● 編集部

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アドビシステムズ(株)は7日、エンタープライズ向け製品として、電子フォーム設計ソフト『Adobe Output Designer 5.5 日本語版(アドビ アウトプット デザイナ)』、基幹システムから顧客向けビジネス文書を作成するソフト『Adobe Central Pro Output Server 5.5 日本語版(アドビ セントラル プロ アウトプット サーバ)』、独SAP社のERPソフト『mySAP Business Suite』を導入した企業向けの統合アウトプットソフト『Adobe Output Pak 5.5 for mySAP.com 日本語版(アドビ アウトプット パック フォー マイエスエイピー ドットコム)』の3製品の出荷を14日に開始すると発表した。

出荷を開始する3製品は、同社が2002年4月に買収したカナダのアクセリオ社(Accelio)の製品で、これまで“Adobe Accelio”ブランドで販売してきたもの。同社の製品として統一を図るために今回名称を変更(リブランディング)したという。

『Adobe Output Designer 5.5 日本語版』は、旧『Adobe Accelio Present OutputDesigner』で、Adobe Central Pro Output Server 5.5 日本語版と、Adobe Output Pak 5.5 for mySAP.com 日本語版で利用するフォームを設計するためのWYSIWYG対応ツール。複雑なレイアウトの紙文書と同じようなレイアウトの電子文書を作成できるだけでなく、罫線/バーコード/ロゴなどを取り込んだフォームの設計が行なえるのが特徴。グラフィックス形式は、PCX、TIFF、EPS、BMP、JPEGなどをサポートする。また、作成されるプリンターマクロは複数のプリンタータイプに対応する(Adobe PostScript、Adobe PDFなど)。対応OSは、Windows NT Workstation 4.0(SP6a)/2000 Professional(SP2)/XP Professional。

『Adobe Central Pro Output Server 5.5 日本語版』は、旧『Adobe Accelio Present Central Pro』で、ERPやCRMなどの基幹システムから、さまざまな形式(XML/CSV/プレーンテキストなど)のデータを抽出し、Adobe Output Designerで設計したフォームとマージして出力するプロセスを管理するためのサーバーソフト。出力形式は、Adobe PDF、電子メール、印刷などに対応する。対応OSは、Windows NT 4.0 Server(SP6a)/2000 Server(SP2)。

『Adobe Output Pak 5.5 for mySAP.com 日本語版』は、旧『Adobe Accelio Present Output Pak for mySAP.com』で、Adobe Central Pro Output Serverに、mySAP Business Suiteとの連携に必要なモジュールを追加したソフト。mySAP Business Suiteからのデータ抽出やフォーム出力が容易に行なえるようになるという。対応OSは、フォーム設計環境がWindows NT Workstation 4.0(SP6a)/2000 Professional(SP2)/XP Professionalで、出力サーバー環境がWindows NT 4.0 Server(SP6a)/2000 Server(SP2)。

同社ではこれらの3製品をソリューションパートナーを通じて出荷するとしている。

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