日本電気(株)と米アイエニウェア・ソリューションズ(iAnywhere Solutions)社、およびアイエニウェア・ソリューションズ(株)は12日、モバイル分野のソリューションで協業すると発表した。
これはNEC(NECソリューションズ)の営業力やSI技術力と、アイエニウェアのモバイルデータベース製品などを組み合わせ、PDA(携帯情報端末)やパソコンなどのクライアントのデータベースと基幹データベースを同期させることで、顧客サービスの向上や業務の効率化などを図るモバイルソリューションを共同で提供するもの。
協業の主な内容は、モバイルデータベースソフト『SQL Anywhere Studio 8』をNECがOEM販売し、サポートサービスを両社が提供するほか、共同でモバイルソリューションを開発、NECが“iBestSolutions/BroadBand＆Mobile(アイベストソリューションズ ブロードバンド＆モバイル)”として販売する。マーケティング活動についても共同で展開するという。NECは、アイエニウェア製品に関する技術検証や他のソフト/ハードとの連携評価などを行なう“NEC iAnywhereレスポンスセンター”も開設する。
価格は、『SQL Anywhere Studio for Windows基本パッケージ』が9万2000円、 Windows CEクライアント向け追加データベースと同期ライセンス『SQL Anywhere Studio 追加パーソナル・データベース・サーバ for CE』が1万9800円、Windows CE以外の追加ライセンス『SQL Anywhere Studio デラックス クライアント』が5万600円、他社製基幹データベースとの同期用サーバー側ライセンス『SQL Anywhere Studio Mobile Linkマルチ・サーバ』が69万円。
今回の協業に伴い、NECインフロンティア(株)でも、PDAにアイエニウェア製品を採用したモバイルソリューションを搭載する予定。
