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Plat'C2、MPEG-2ストリーミング対応のブロードバンド・ターミナル・ボックス『BTBox』を出荷開始

2002年11月21日 23時21分更新

文● 編集部

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プラット・コミュニケーションコンポーネンツ(株)は21日、ブロードバンド配信されるMPEG-2ストリームの動画再生に最適化した“ブロードバンド・ターミナル・ボックス”『BTBox』の出荷を同日付けで開始した。主に通信事業者やサービス事業者向けに販売する。

『BTBox』『BTBox』

『BTBox』は、本体サイズが直径140×高さ65mm、重量が約700gのコンパクトな筐体を採用し、MPEG-2の再生を高速に行なうデコードLSIや、ADSL/FTTH対応のブロードバンド接続ポート(10/100BASE-TX)、映像用のD3/D4インターフェースなどを搭載しており、デジタルハイビジョンレベルの高品位動画再生に対応したのが特徴。128MBのRAM(DDR)と4MBのフラッシュメモリーのほか、電子メールなどの保存用ストレージとして128MBのコンパクトフラッシュ(CF)を内蔵する。画像出力は、RGBが最大1024×768ドット相当で、D3/D4は1081i/720p。S映像出力端子や光オーディオ出力端子(SPDIF)、USB 1.1拡張ポート×2、スマートカードスロットのほか、内部にオプションの2.5インチHDDを増設するためのIDE端子も装備している。電源はDC12V(3A)でACアダプターを利用する。ウェブブラウザーには『Opera』を搭載し、SSLにも対応。ウェブブラウザーや電子メールソフトをコントロールできる専用リモコンも付属する。

同社では、スマートカードに顧客情報の認証機構を持たせるなど、用途に応じて製品をカスタマイズして提供するサービスも行なう。また、開発者向けにCコンパイラーを含む開発環境『PCC-1000-0A-01(開発者キット)』も提供する。価格は、開発環境をインストールしたPCC-1000(HDモデル)とアップデート情報の1年間提供などで35万円。開発環境をインストールした追加開発用ハードウェア『PCC-1000-0A』は10万円。同社ではセルフコンパイル環境のほか、インテル版Linuxによるクロスコンパイル環境も提供するとしている。

なお、同社は、ぷらっとホーム(株)の100%子会社で4月に設立された。

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