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米クレイ、スーパーコンピューター『Cray X1システム』を発表

2002年11月15日 16時53分更新

文● 編集部 高橋洋子

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米クレイ社は14日、世界最強というスーパーコンピューター『Cray X1システム』を発表した。価格は250万ドル(約3億円)前後になる予定。

Cray X1
『Cray X1システム』

同製品は、12.8GFLOPS(ギガフロップス)の独立型プロセッサーと、最大で819GFLOPSの演算能力をシングルシャーシに搭載。2ノードから1024ノードのプロセッサー、32GBから65.5TBのメモリーに対応する。同社のベクトルおよびMPPシステムの後継製品となり、米ADIC社のSANファイルシステム『StorNext』と、米Samsung Semiconductor社のRDRAMを採用している。

同社では、2010年までに、1秒あたり1000兆回のPFLOPS処理を可能にするスーバーコンピュータを出荷する予定で、今後はこれを見据えた製品投入を行なうとしている。

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