ソニーマーケティング(株)は14日、小型軽量デジタルカメラ“Cyber-shot U(サイバーショットU)”シリーズの新製品『DSC-U20』を発表した。12月7日発売で、価格はオープンプライス、編集部による予想小売価格は3万5000円前後。
ソニーの小型軽量デジタルカメラ“Cyber-shot U(サイバーショットU)”シリーズの上位モデル『DSC-U20』。左から、本体カラー“メタリックシルバー”モデル、“コズミックブルー”モデル、“ブラック”モデル |
『DSC-U20』は、1/2.7インチの210万画素(有効200万画素)プログレッシブ“Super HAD”CCDを搭載した製品で、既存製品『DSC-U10』(有効130万画素CCD搭載)の上位モデル。本体サイズは幅84.5×奥行き28.6×高さ39.8mm、重量は87gで、U10と同じ。U10ユーザーのほとんどがセカンドカメラとして利用しているのに対し、U20では、CCDを200万画素にアップさせたことで、撮影した画像のプリントアウト利用を念頭に置いたメインカメラとしての利用をユーザーに提案していくという。なお、U10はU20と並売される。
本体形状はU10とほぼ同じ。本体前面のレンズカバー部には新形状の“メッキブリップ”を採用し、スライドオープン時のホールド感とクリック感を向上させ、収納時などに不用意に開くことを防いでいるという。本体素材にはアルミ合金を採用。本体カラーは“メタリックシルバー”“ブラック”“コズミックブルー”の3種類で、U10との差別化を図るため高い質感が出るような塗装を施したという。メタリックシルバーは染料を使用せず、アルミ素材そのものの色で仕上げ、表面にアルマイト処理を施している。ブラックは装飾を省いた漆黒に仕上げたという。また、コズミックブルーは従来製品『DSC-P2』(6月5日発売)の人気カラーを復刻したものとなっている。
U20のレンズは、焦点距離5mm(35mmフィルム換算で33mm)、F値2.8の単焦点レンズで、合焦範囲は10cm~∞(フルレンジオートフォーカス)。撮影したいシーンに合わせて絞り/シャッタースピード/フォーカス/色調などを最適化する“シーンセレクション”(3モード)など、撮影機能はU10と同じものを搭載している。静止画記録はJPEG形式で1632×1224/640×480ドット。動画記録はMPEG-1ムービーで、最大記録時間は15秒(音声なし)。0.5秒間隔で連続5枚まで撮影できる連写機能(640×480)も備えている。記録媒体はメモリースティック。
本体背面にはモニター用の1.0インチ反射型液晶ディスプレー(暗いところでフレーミングしやすくする“オートブライトモニタリング”搭載)を装備する。電源は単4形ニッケル水素充電池×2で、最大で連続70分/1800枚の撮影が可能。消費電力は1.3W。インターフェースはUSB。
『LCS-UC』 |
オプションのアクセサリーとして、ソフトキャリングケース『LCS-UC』(ブルー/オレンジ/レッド)、『LCS-UE』(フェイクファー)、『LCS-UD』(迷彩)を同時に発売する。価格はLCS-UCが2000円、LCS-UEとLCS-UDは2300円。なお、オレンジ/レッド/フェイクファーは限定生産。
『LCS-UE』 |
『LCS-UD』 |