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OptiPlex SX260

【第23回】コンパクト化で設置の自由度がさらに向上した省スペース機

2002年11月02日 08時58分更新

文● ASCII24編集部・内田泰仁

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創立25周年を記念してスタートした雑誌&WEBサイト連動企画「POWER PUSH」では、月刊アスキー編集部とASCII24編集部が選んだ“今一番ホットな製品”を紹介する。PC市場を最前線でウォッチする2編集部のイチオシアイテムを見逃すな!

従来比50%オフのスリム化を果たしたデルコンピュータ『OptiPlex SX260』

従来機よりさらに50%の小型化を達成
ハイパフォーマンスで“ウルトラスモール”

 米デルコンピュータのマイケル・デル会長兼CEOも来日し、10月28日に行なわれた新製品発表会でデビューを果たした『OptiPlex SX260』は、同社のコンシューマー向け省スペースデスクトップ機『DIMENSION 4500C』や従来の『OptiPlex』シリーズよりもさらにコンパクト化が進んだ、ビジネスユーザー向け製品だ。

 拡張スロットを装備しない新規の小型シャーシを採用した本体サイズは幅247×奥行き242×高さ85mm、重量3.45kgで、319×354×90mm/6.4kgの『OptiPlex GX260』や、323×356×95mm/7.43kgの『DIMENSION 4500C』に比べると、実に約50%程度もの小型化が図られている。省スペース“デスクトップ”パソコンと名乗っているとおり、基本となるアーキテクチャーは従来のデスクトップパソコンの技術が用いられているが、リムーバブルディスクドライブについては『Latitude C』シリーズと共通の“メディアモジュール”を採用し、HDDは2.5インチタイプのものを装備するなど、ノートパソコン的なアプローチを取り入れることで、本体の小型化を進めている。

専用モニターと組み合わせることで、液晶一体型マシンのように設置することもできる。
 本体が一段と小型化されたことで、マシンの設置方法にも工夫が凝らされている。オプションの壁用設置ブラケットを利用すると、机や棚の側面や天板下といった、通常パソコンを設置できないようなスペースに固定できてしまう。また、専用スタンド付きの液晶モニター『UltraSharp 1504FP』を利用する場合、モニター後部の設置用スペースに本体を固定すると、液晶一体型パソコンのようなスタイルに早変わりする。単に筐体が小さいというだけにとどまらず、設置方法のバラエティを豊富に取り揃えた点が特徴的だ。

 本体サイズはコンパクトになったが、マシン自体のスペック面も非常に充実している。CPUはPentium 4-2.40/2.53/2.80GHzまたはCeleron-1.7GHzが選択可能で、チップセットにはi845Gを採用し、最大2GBのDDR SDRAMメモリー、セカンドHDDの追加により最大80GBのHDDを搭載可能、さらに、Gigabit Ethernetポートを標準装備する。メディアモジュールとしては、標準構成のCD-ROMドライブのほか、DVD-ROMドライブ、CD-R/RWドライブ、CD-R/RW&DVD-ROMコンボドライブが用意されている。

 最小構成は、Celeron-1.7GHz、メモリー128MB、HDD 20GB、CD-ROMドライブ、Windows XP Professionalなどで、価格は9万3800円(モニターなしの構成)。企業向けのシステム管理ツールやセキュリティ機能なども装備するなど、スペースに限りがある場合が多いであろう日本のオフィスにもってこいの製品だ。


SPEC
CPU Pentium 4-2.40/2.53/2.80GHz、Celeron-1.7GHzのいずれか
チップセット Intel 845G
メモリー DDR 128MB~2GB DIMMソケット×2
ビデオチップ Intel 845G内蔵
HDD 20GB、40GBのいずれか(オプションのセカンドHDDは40GB)
ドライブ CD-ROM、CD-R/RW、CD-RW/DVD、DVD-ROMのいずれか
拡張スロット なし
ネットワーク 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
I/O PS/2、USB2.0×6、パラレル、シリアル、オーディオ
サイズ 幅247×奥行き242×高さ85mm
重量 3.45kg以上(システム構成による)
OS Windows XP Home、Windows XP Professionalのいずれか

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