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ナナオ、21インチCRTディスプレー『FlexScan T966』を発売

2002年09月25日 23時54分更新

文● 編集部

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(株)ナナオは25日、55cm(21インチ)CRTディスプレー『EIZO FlexScan T966』を10月4日に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は、グレイモデルが12万円前後、ブラックモデルが13万円前後。

『EIZO FlexScan T966』
『EIZO FlexScan T966』

『EIZO FlexScan T966』は、21インチの平面タイプのアパーチャグリルCRT“FDトリニトロン”を搭載する現行機種の『EIZO FlexScan T965』の機能を強化したモデルで、新たに“DesktopViewer”機能を搭載したほか、セイコーエプソン(株)のデジタルカメラの画像ファイル規格“PRINT Image Matching II”、JCIA(カメラ映像機器工業会/旧日本写真機工業会)とJEITA(電子情報技術産業協会)によるデジタルカメラの画像ファイル規格“Exif Print(Exif 2.2)”に対応。最大輝度も230cd/m2と明るくなっている。

“DesktopViewer”は、パソコンのグラフィックスカードを利用して、デジタルカメラで撮影した画像データ(JPEG、BMP)や表示画面の任意の領域を画面キャプチャーし、静止画オーバーレイ表示(高輝度表示)させたり、色編集を行なったりできる機能。静止画オーバーレイ表示には、通常の画像向けの“Normal”、風景/自然の緑や青を鮮やかに表示する“Nature”、柔らかなトーンで肌色や階調表示を行なう“Portrait”、接写した画像を色鮮やかに表示する“Macro”、カラーマッチングに対応した“PRINT Image Matching”の5モードを用意する。色編集では、画面上の見えている範囲に対して、ブライトネス/コントラスト、彩度、色相、ガンマ値を変更できる。拡大縮小も可能でグラフィックスカードのハードを利用するため、高速処理が行なえるという。動画にも対応する。対応OSは、Windows 2000/XP。

『FlexScan T966』のアパーチャーグリルピッチ(AGピッチ)は0.24mm。水平同期周波数は30~130kHz、垂直同期周波数は50~160Hz。推奨解像度は1600×1200ドット(垂直同期周波数100Hz)、最大解像度は2048×1536ドット(同80Hz)。入力はミニD-Sub15ピンとBNC×5の2系統で、USB Hub機能を持つUSBポートも装備する(アップストリーム×1/ダウンストリーム×4)。“FineContrastII機能”として、テキスト表示やブラウザーの表示、ムービーなどに合わせた画像モードのほか、“sRGBモード”、画面上の一部分(ウィンドウ内)を高輝度表示する“WindowsMovieモード”などを設定できる。また、アプリケーションごとにモード設定が行なえる“ActiveGamma”機能も搭載する。電源はAC100~120V/200~240Vで、消費電力は160W。本体サイズは幅494×奥行き520×高さ486mm、重量は36kg。カラーリングの異なる“セレーングレイ”の『FlexScan T966』とブラックの『FlexScan T966-BK』をラインアップする。

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