エヌ・アール・アイ・サイバーパテント(株)は13日、同社がインターネット上で展開している有料の特許情報サービス“NRIサイバーパテントデスク”において、技術分野別に最適な辞書を使用した概念検索サービスを同日付けで開始すると発表した。
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複合検索の画面 |
これまで同社は、検索する内容を文章で入力することで、関連度の高い特許情報から順に抽出することが可能となる“概念検索機能”を提供してきたが、複数の分野で使用される単語を含む文章で概念検索を行なうと、ユーザーが意図しない検索結果が表示されてしまうことがあった(例えば、天文分野で使用される“ビッグバン”は“金融ビッグバン”など他分野でも使用されている)。
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分野別概念検索技術 |
今回提供するサービスでは、あらかじめ検索する分野が決まっている場合、その分野に検索対象を絞り込むことが可能で、絞り込む範囲もIPC(国際特許分類)の階層に沿って大分類(セクション)、小分類(クラス)と範囲の広狭をユーザーが選択できるようになった。さらに、技術分野別の概念検索辞書により、検索結果の精度も向上したという。
