エヌ・アール・アイ・サイバーパテント(株)は5日、インターネットで提供している特許情報サービス“NRIサイバーパテントデスク”において、10月上旬から40ヵ国の特許情報を対象とした概念検索サービスを開始すると発表した。
NRIサイバーパテントデスクは、特許庁が発行する広報や企業が発行する技術雑誌(技報)、海外特許情報などが検索できるサービスで、今回開始するサービスは“概念検索”と呼ばれ、ユーザーが入力した文章の意味合いを分析し、その内容に近い情報を世界40ヵ国の特許情報から抽出するもの。海外の特許情報は、英ダウエント・インフォメーション社(Derwent Information Ltd.)が提供する英文特許情報抄録データ“DWPI(Derwent World Patents Index)”を利用する。
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概念検索の概念図 |
料金は、初期導入費用がIDあたり2万円、従量制コースでは基本料金が月額4000円、固定制コースでは月額2万円。海外特許情報サービスの料金は、DWPI一覧(対応特許なし)が1件20円、DWPI一覧(対応特許あり)が1件300円、DWPI抄録(対応特許なし)が1件100円、DWPI抄録(対応特許あり)が1件300円など。なお、無料で試用できるデモも用意されている。
