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ProWebRabbit

情報管理を重視したWebグループウェア

2002年06月24日 16時32分更新

文● NETWORK MAGAZINE編集部 大谷イビサ

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 Webグループウェアは、すでに多くの企業で導入されている。しかし、部署のレベルでは重宝するものの、全社のレベルで利用するとなかなか不便なところも多い。安価なだけの製品では、アクセス権が詳細に設定できなかったり、企業の組織形態に柔軟に対応できなかったり、といったデメリットも出てきている。

 三菱電機インフォメーションシステムズの最新グループウェア「ProWebRabbit」は、基本的な機能をきちんとおさえた上で、セキュリティや企業での情報管理を意識した製品となっている。

機能は標準的だが
使い勝手はなかなか

 ProWebRabbitはWindows NT/2000上のIISで動作するWebグループウェアである。MSDE(Microsoft DataEngine)を採用しているため、ProWebRabbit以外に別途データベースは不要だ。動作環境としてはWindows NT Server 4.0のSP6以降、Windows 2000 Server SP2以降で、WebサーバとしてIISの4.0/5.0を採用する。

 ProWebRabbitで用意されている機能は、

  1. 掲示板
  2. 文書管理(キャビネット)
  3. 設備予約
  4. スケジュール
  5. アドレス帳
  6. 行先案内板
  7. 回覧板
  8. 各種申請(ワークフロー)
  9. Webメール

などである。機能自体は標準的だが、使い勝手に関してはなかなか考えられている。

画面1●各アプリケーションのメニューは常時左側に表示されており、上の「MAIN MENU」にカーソルをあてると自動的にプルダウンメニューが現われる

 ProWebRabbitが通常のWebグループウェアとやや異なるのは、マイクロソフトのActive Server Pagesをベースにユーザーインターフェイスが構成されている点だ。

 多くのWebグループウェアはさまざまなプラットフォームで利用できるよう、HTMLやHTTP、JavaScriptなどのインターネット標準技術だけで作り込まれるのが普通である。しかし、ProWebRabbitではあえて独自技術を使うことで、一般的なWebグループウェアに比べ自由な操作性が実現されている。

 まず、各アプリケーションでは左側のフレームにかならずドロップダウン型の「MAIN MENU」が表示される。ProWeb Rabbitには、いわゆる「ポータル」と呼ばれる個人向けのトップページがないので、各アプリケーションを横断しつつ使うことになる。そのため、どのページにいても、すぐ他のアプリケーションに到達できるようになっているわけだ。

 特にユニークなのは、ドラッグするだけで操作が可能なスケジュールである。一般的なWebグループウェアでは、ボタンやリストボックスなどを中心に操作を行なう。しかし、ProWebRabbitのスケジュールでは、「リスト表示」と「チャート表示」が選択でき、このうちチャート表示を使うと、鉛筆で線を引くかのようにスケジュールを登録することができる。Javaアプレットを使うため、若干動作が重いのが玉にきずだが、日常的に使うものだけにこうした工夫は評価できる。

画面2/3●チャート表示のスケジュール。指定したい時間をマウスでドラッグすると自動的にダイアログが起動する。これに用件や場所などを書き込めばよい

画面4●メッセンジャーの機能を使うと、スケジュールの更新がリアルタイムにユーザーに通知される。クライアントはProWebRabbitのページからツールをインストールしておく
 また、Webグループウェア上の更新をリアルタイムに伝えるメッセンジャーも便利な機能といえるだろう。通常のWebグループウェアはユーザーがサーバにアクセスしてデータを取りに行く形(プル型という)になるため、情報が更新されてもページにアクセスしていなければ知ることはできない。一方、ProWebRabbitでは「メッセンジャー」というWindows版のツールをクライアントにインストールしておくと、タスクバーに常駐し、スケジュールの更新等がユーザーにポップアップで通知される。

 なお、これらの機能は必要な機能のみを選択して導入することも可能だ。



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