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ProWebRabbit

情報管理を重視したWebグループウェア

2002年06月24日 16時32分更新

文● NETWORK MAGAZINE編集部 大谷イビサ

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組織構造にあわせた
グループ化とアクセス制御が可能

 ProWebRabbit最大の特徴としては、現在の組織構造にマッチした運用ができるという点だ。概して会社は、複数の部署や課といった単位を元に階層的に組織されているものである。また、同じ部や課に属していても、すべて同じ「ユーザー」ではなく特定の権限を持つ上長がいるものである。しかし、この組織形態や役職ごとの権限などを、グループウェアに当てはめるというのは意外と難しい。現在のグループウェアの多くは、フラットなグループ分けしかサポートしていない場合が多く、またアクセス権限もユーザーごとの権限ではなく、あくまでファイルやフォルダ単位での制御になるからだ。そのため比較的シンプルな組織構造であれば問題ないものの、大企業や組織形態が複雑なところで、グループウェアを運用するのは難しいのである。

 その点、ProWebRabbitは組織構造をうまく当てはめることが可能である。実際の操作は「システム設定」の「組織設定」から、組織にあわせたグループを定義すればよい。こうした組織情報は、アドレス帳や行先案内板など各アプリケーションの左ペインに表示される。普段利用している組織の構造をもとに内線電話番号や本人の行き先を調べることができるため、とても使いやすい。もちろん、ユーザー名や社員番号などでの検索も可能になっている。

画面5/6●現状の組織にあわせて、ユーザーのグループ化やアクセス制御を行なえるというのがProWebRabbitの大きな特徴。ユーザーやグループ、役職などを単位に管理者、書き込み、参照などのアクセス権を与えることができる

画面7●社員の所在や在席を確認する行き先案内板。分ごとに指定する自動更新機能が付いているので、ProWebRabbitにアクセスしていれば直近の社員の所在がすぐにわかる
 また、ユーザーやグループ、役職などを単位として「管理者」、「書込」、「参照」の3つのアクセス権を設定できる。そのため、上司しか読めない文書をほかの社員が勝手に読んでしまうといった事態を防ぐことが可能だ。きちんと組織を定義し、全社的に利用すれば、ユーザーとファイルを管理する簡易ディレクトリサービスとして大きな効果を発揮するだろう。

 パッケージのみを販売しているベンダーと異なり、同社では製品のカスタマイズや他の業務アプリケーションとの連携などのサービスも請け負っている。大規模環境での導入に不安があっても、こうしたサービスを利用できれば心強い。



 ProWebRabbitは、ロータスノーツやExchange Serverのような大企業でも利用可能な製品と、サイボウズOfficeのように安価で誰でも簡単に使える製品のそれぞれのメリットをうまく取り込もうとしている。ユーザー自身に関連する情報をまとめて表示するポータルの機能がなかったり、携帯電話やPDAからのモバイル環境での利用に対応していないといった弱点はあるが、使い勝手や機能などは十分に標準をクリアしているといえる。



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