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クーラーマスター初のスチールケースが登場、フロントパネルはアルミ製

2002年06月08日 00時00分更新

文● Jo_Kubota

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ATC-710
\24,800
扉
「ATC-710」シリーズ2モデル

 星野金属工業(ソルダム)と並び、アルミケースベンダとして有名なクーラーマスターから、同社初となるスチールケース「ATC-710」が登場。11日(火曜)発売で予価2万4800円だとして高速電脳で展示が始まっている。同社製のPCケースはこれまでオリジナル開発のアルミ製品のみで、もっとも安価なモデルでも3万円前後と高額な製品が多かったが、今回はじめて採用するOEM提供のスチールシャーシにより、従来よりもかなり安価となった。フロントパネル部分はクーラーマスターオリジナルデザインのアルミ製パネルとなっている。
 高速電脳によると、今回のモデルが好評であれば、今後もOEMスチールシャーシ製品が登場する予定があるとのこと。

 ATC-710はフロントパネルがグレーの「ATC-710-GX2」とシルバーの「ATC-710-SX2」の2モデルあり、ともに筐体カラーはグレー。アルミ製のフロントパネルはドライブベイ部が扉のように開く仕様となっている。電源ボタンがこの扉に隠れてしまうため、電源を入れるためだけにわざわざ扉を開かなくてはならないのは少々わずらわしいかもしれない。



側面
筐体はExtended ATX対応。しかしマザーによっては3.5インチベイカートリッジを外す必要がある

 筐体はオウルテックの「OWL-602」シリーズや、AMOの「ATX-601」シリーズ、ENERMAXの「CS-710」シリーズと同じもの。ドアオープナーを装備し、ワンタッチで側面板を取り外せる点に見覚えがある人も少なくないだろう。内部レイアウトを見てみると、ドライブベイは5インチ×4、3.5インチ×2、シャドウ×4。5インチベイが同梱するレールで固定するようになっている点や、3.5インチ/シャドウベイがカートリッジ式になっている点なども上で挙げた製品と同じだ。また、前面2つに背面2つの吸排気ファンをスクリューレスで着脱できるのも変わりない。



ドアオープナー
筐体側面にはドアオープナーを用意する

 ATC-710は両モデルとも電源非搭載。電源を搭載せずに2万4800円というのには少々割高感も感じるが、クーラーマスターらしいデザインのPCケースが少しでも購入しやすくなったのは素直に歓迎すべきだろう。筐体部がスチールケースとしては稀にみるロングセラーで、アキバでも高い人気を誇る定番商品となっているだけに、これまで値段を理由にクーラーマスター製品を敬遠していたのなら、購入を検討してみる価値はありそうだ。

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