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目指せ、ゲーム業界!

2002年04月10日 21時15分更新

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僕に向いている仕事を考える

街
※写真はイメージです。実在するメーカーとは関係ありません

 さあ、まずは資料請求だ。ん? 待てよ。僕はどんな職種に興味があるんだ? とりあえず技術はない。専門的知識もない。パソコンもほとんど触ったことがない。ひとつひとつ消去法で考えていくと、どうやら僕は営業に向いているとの結論に達した。今考えると消去法で就職を考えること自体がそもそも間違っていた気もするんだけど。

 そして次に、さらに重要な問題に直面することとなる。
 「僕が興味のある業種はなんだろう?」

 この問題について長期間検討し、はじき出された結論はゲーム会社への就職だった。なぜか? その思考回路はこうだった。

当時の僕の思考回路

働きたくない(卒業できないかもしれないし)
→でも働かざるを得ない(お金欲しいし)
→じゃあ、何か楽しそうなのがいいな(経済とか政治とか良くわかんないし)
→ゲームとかおもちゃって楽しそうだな(“遊びをクリエイトする”とか言ってる会社もあるし)
→じゃあゲーム会社に就職しよう

 ……はいそこ。石を投げないように。僕も今思い返すと「あまりにも安直過ぎた」と反省してます。
 なんでこういう考えに到達したんだろう? 僕は特別ゲームが好きだったわけではないのだ。小学生時代、誰もが持っていたファミコンさえ持っていなかった。なぜかといえば、中途半端に機械に詳しかった僕の父親が「ゲーム機を買うくらいならパソコンをやりやがれ!」といって、MSXを買ってきたからである。だから僕は、友達みんなが高橋名人に夢中になってる頃、1人黙々とイーアルカンフーやディグダグをテンキーで必死にプレイしたり、BASICでブロック崩しのプログラムを打っていたりした(考えて見るとある意味マニアだ……。そう思いませんか?)。

 また、就職活動当時の段階ですでに販売数が5~600万台くらい(うろ覚え)には達していたであろうプレイステーションさえも、僕は持っていなかった。その頃僕は、大人になってやっと手に入れた初代ファミコンでドラクエ1~4を通してプレイして、幼ない頃の鬱憤を晴らしたりしていたのである。

 閑話休題、こんな僕もどうにか就職活動を開始した。合言葉は「目指せ、ゲーム業界!」だ。



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