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日本AMD、モバイル機器向けプロセッサー『Alchemy Au1100 プロセッサ』を発表

2002年04月08日 22時50分更新

文● 編集部

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日本エイ・エム・ディ(株)は8日、パソコン以外のウェブアプライアンスやPDAなどモバイルインターネット機器向けのプロセッサーとして『Alchemy Au1100 プロセッサ』を発表した。これは2月に買収した米アルケミーセミコンダクター(Alchemy Semiconductor)社の製品で、400MHz動作において従来製品(Au1000)の約半分となる250mWの低消費電力が特徴。価格は、Alchemy Au1100-400MHzの場合、1万個ロット時の単価が3980円。現在サンプル出荷中としている。

『Alchemy Au1100 プロセッサ』
『Alchemy Au1100 プロセッサ』

『Alchemy Au1100 プロセッサ』は、MIPS32命令セットを採用した“Alchemy Au1”コアを搭載し、各種周辺回路を集積したシステム・オン・チップ(SOC)。コアクロック周波数は333、400、500MHz。命令キャッシュとデータキャッシュは各16KBを搭載する。メモリーバスは100MHz。周辺回路として、LCD(1024×1024ドット)、SD×2、USBホストの各コントローラーのほか、10/100BASE-TX、IrDA(赤外線通信)インターフェースを内蔵。AC'97準拠のオーディオ機能も搭載する。コア電圧は1.0~1.2Vで、消費電力は333MHz時で200mW以下、400MHz時で250mW、500MHz時で500mW。パッケージは、399ピンのPBGA(17×17mm)。 サポートするOSは、Windows CE.NET、Linux、VxWorks。同社では現在Au1500プロセッサーの開発も行なっており、第2四半期に量産開始の予定。

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