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FMV-BIBLO LOOX S8/70W

FMV-BIBLO LOOX S8/70W

2001年12月28日 14時17分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・松本 俊哉

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さらに軽量化&長時間駆動を実現

キーピッチは約16mmで、ストロークは2mm。Enterキー周辺ではピッチが2/3程度に狭くなり、右Ctrlキーなどはやや苦しい位置にある。
 新設計のボディは、旧モデルの曲線を多用したデザインから直線を基調とした精悍なスタイルに一新され、体積比で約17%の小型化が図られている。重量は夏モデルの約990gに対して約890gと、100gの減量に成功した計算だ。さすがに、1kgオーバーのノートPCと比較すると劇的に軽い。

 一方、液晶にはワイド8.9インチTFTを採用し、解像度は1024×600ドット。旧ボディがワイド8.8インチの1024×512ドットなので、横幅はそのままで縦の表示領域が15%拡大したことになる。



右側面にはヘッドフォン端子とマイク入力端子、PCカードスロット(TypeII)が用意されている。
 CPUはTM5500-700MHzへ強化しつつ、同時にバッテリ寿命も延びている。標準バッテリ(容量1900mAh)使用時のメーカー公称値は約4.6時間。TM5400-600MHz搭載の夏モデル(容量1800mAh)では同約3.7時間だったので、1時間近く長く駆動できるわけだ。これには、搭載OSがWindows Meより電源管理の優秀なWindows XPに変わったことも影響しているだろう。実際、レジュームから10秒以下で復帰する反応の良さなどにも、その効果が現れている。
 また、バッテリ周りの細かい部分では、ACアダプタのサイズが88×39×27mm(ケーブル含まず)と小さいものになり、携行する場合でも場所を取らなくなった。
 こうした数字だけを聞くとピンとこないかもしれないが、スペックアップしつつ軽量化、長時間駆動化も図られているというのは、大いに評価したいポイントだ。

 店頭実売価格は15万円台半ば。唯一気になるのは動作速度で、Windows XPを初期設定(LUNAインターフェイス)で使おうとするとかなりのパワー不足を感じる。メモリを増設できないので、パフォーマンス優先の設定で使うほかないが、それでも劇的な速度アップは見込めない。次期モデルではぜひパフォーマンス面の改善を期待したいところだ。


FMV-BIBLO LOOX S8/70Wの主なスペック
製品名 FMV-BIBLO LOOX S8/70W
CPU Crusoe TM5500-700MHz
メモリ 128MB
液晶 ワイド8.9インチTFT液晶
解像度 1024×600ドット
HDD 30GB
通信 モデム、AirH”IN
サイズ 231(W)×149.5(D)×26.5(H)mm
重量 約890g
OS Windows XP Home Edition
Officeアプリ Office XP Personal

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