11月16日午前0時、Windows XPリテール版が発売された。有楽町では、ビックピーカン“有楽町店”がタレントの乙葉(おとは)さんを呼んでカウントダウンイベントを、“有楽町ソフマップ”では抽選で1名に豪華リムジンで送迎、また『AIBO』や『ゲームボーイアドバンス』をプレゼントするなど、両店とも集客に必死だった。
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ビックピーカン“有楽町店”に群がる人々。半分は客、半分は報道陣 |
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ビックピーカンの終電情報 |
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“有楽町ソフマップ”では、抽選で1名を(3店舗で1名ずつ、合計3名)リムジンで自宅まで送る。『ソフマップワイン』もプレゼント |
15日23時過ぎ、すでにビックピーカン有楽町店には100人を超える客が集まった。また、報道陣も100人近くがカメラを並べた。
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ビックピーカン有楽町店の、東側の壁面に沿って並ぶ客 |
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有楽町ソフマップも、20人近くのスタッフを動員して、チラシを配った |
23時15分ごろ、マイクロソフト(株)の阿多親市代表取締役社長が、ビックピーカン有楽町店に到着、挨拶を行なった。
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阿多親市マイクロソフト代表取締役社長。「Windows XPは相当売れます」 |
阿多社長は「米国では、発売後2週間で700万本を販売した。日本でも相当売れると思う」と述べたが、具体的な本数は明言しなかった。また、Home EditionとProfessionalの比率について、阿多社長は「米国ではProfessional対Homeの比率が8:2と予想していたが、実際には7:3くらいになっている。日本では、逆に3:7と予想しているが、5:5程度になるのではないか」という考えを示した。
そして23時30分を過ぎたころ、ビックピーカン有楽町店にタレントの乙葉さんが到着した。
| 乙葉さん。客と報道陣、そして通りすがりの飲み会帰りらしきサラリーマンも多数、群がって声を上げた。「かわいい!!」 |
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激しく群がる人々。報道陣以外にも、多くの人がデジカメで撮りまくった |
乙葉さんは、情報誌『TokyoWalker』でWindows XPに関連する仕事をしたという。また、ビックピーカン有楽町店で何を買いたいかと聞かれて、「1人暮らしで寂しいので、『AIBO』が欲しい」と答えた。
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「1人暮らしで寂しいので、『AIBO』が欲しい」 |
トークショーのあと、カウントダウンを開始した。集まった客も唱和する中、5秒前からカウントダウンを始めて、午前0時ちょうど、乙葉さんのほか、石崎徹ビックピーカン有楽町店店長、安積克彦ビックピーカン代表取締役社長、富士通(株)と(株)東芝担当者が、くす玉を割った。
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くす玉がわれた瞬間。右から乙葉さん、石崎徹ビックピーカン有楽町店店長、安積克彦ビックピーカン代表取締役社長 |
そして、Windows XPリテール版の販売が開始された。客は店員に誘導されて整然と店内に入ったが、報道陣はレジの前後左右でひしめき合った。購入した客は、順番に乙葉さんと握手した。
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いよいよ販売開始 |
ビックピーカン有楽町で、最初にWindows XPを手にしたのは、中野区から来た会社員の男性。19時前から並んでいたという。Windows 98からWindows XPへアップグレードするが、今日は疲れたからもう寝るとのこと。
ちなみに、ビックピーカン有楽町店で並ぶ客10人に記者が聞いたところでは、HomeとProfessionalの比率は半々。5人がWindows 98から、3人がWindows Meから、2人がWindows 2000からのアップグレードだった。Windows 2000からのアップグレードと答えた1人は、「とりあえず買うが、インストールするかどうかはまだ決めていない」と話した。
今回の深夜販売は、ビックピーカン有楽町店ではかなり盛り上がったように感じられた。しかし、もう一方のソフマップ有楽町店の客足は今ひとつだった。集まった客にデジタルカメラを持っていた人が多かったことからして、実はWindows XPよりも、乙葉さんが目当てで来た人が多かったのではないだろうか?
| ビックピーカン有楽町店で購入者に配られた、乙葉さんのサイン入りポスター |
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