10月25日(米国時間)は、米国でWindows XPが発売される日である。ニューヨークでは、そのためのローンチイベントが開催され、ここロサンゼルスの“Professional Developers Conference 2001(PDC 2001)”会場にも衛星中継で映像が流れた。ただ、時差があるためにこちらでは朝7時30分からの開始でちょっと眠い時間帯。
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テロの犠牲者に捧げる聖歌隊の歌が始まるとこちらでも全員が起立 |
出荷イベントは、まず、聖歌隊の合唱から始まり、PDC会場でも全員が起立して歌を聴いていた。その後、ビル・ゲイツ(Bill Gates)会長とニューヨーク市長が登場。テロで大変なのだが、このように普通にビジネスを行うことがテロへの戦いになるとかそんなことを述べていた。
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最初に登場したのはビル・ゲイツ会長とニューヨーク市長のジュリアーニ氏 |
その後、ゲイツ会長によるWindows XPの紹介に入った。「このWindows XPが出荷されることで、ようやくMS-DOSの時代が終わる」と宣言。画面には、“C>”のプロンプトが表示され、“最後のコマンド”である“EXIT”をゲイツが入れると画面はWindows XPに変わった。
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ゲイツ会長は「これでMS-DOSの時代がようやく終わる」と宣言 |
最初のWindows 1.0からWindows MEまで、Windowsは、MS-DOSの上で動いていた。もっとも、Windows 98あたりからMS-DOSそのものは見えなくなったが、さまざまなハードウェアにアクセスするために内部にMS-DOS環境があり、これを通して、古いハードウェアなどを動かしていたのである。
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途中でWindows 95の発表会のビデオが流れたが、このときのゲイツ会長、よく見ると今よりもスマートである(ベルトのあたりに注目) |
一方PDC 2001の会場では、その後、Windows XPの配布が始まった。もらえるのはWindows XP Professionalの新規インストール版である。やっぱりマイクロソフトのイベントだけあって、配布を行なう窓口には長蛇の列。通路の隅に座り込んですぐさまインストールしているユーザーもいた。
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配布されたWindows XP Professionalのパッケージ |
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中に入っているのは、紙でできたフォルダーだけ |
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フォルダーを開くと薄いマニュアルが2冊(インストールと簡単な使い方)とCD-ROMが1枚が入っていた |