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ViaVoice for Windows, V9 日本語版

ViaVoice for Windows, V9 日本語版

2001年11月06日 13時05分更新

文● 遠藤

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ViaVoice for Windows, V9 日本語版

日本IBM

2万2800円(Premium版)
1万8000円(Pro USB版)
9800円(Standard版)

声による文字入力やアプリケーション操作が可能な音声認識ソフト「ViaVoice for Windows」が、「同 V9」にバージョンアップした。Windows XPに対応し、認識エンジンの精度が向上、ユニークなおまけソフトも搭載している。

認識精度の向上と機能強化で
使いやすさが一段とアップ

ViaVoice V9メイン画面
メイン画面のレイアウトは前バージョンとまったく変わらない。認識精度が強化され、画面の新聞原稿も一字の誤認識もなかった。

 ViaVoice for Windows, V9 日本語版は、前バージョンの「V8」から大幅な改良はないものの、認識エンジンの強化とユーザーの利用傾向に合わせてユーザーインターフェイスを改良したことで、さらに使いやすい音声認識ソフトになっている。

Wordでの使い易さを一層強化

 使いやすさの点では、同社で行ったアンケート結果からユーザーの6~7割がWordやメールの音声入力に使用していることがわかり、Wordの使い勝手の向上に注力して2つの大きな改良が行われた。まずは「ワードで音声入力」の起動時間の短縮だ。従来はこの機能を実現するのにWordマクロを使っていたが、ActiveXコントロールを採用することで起動速度が4倍に高速化されたという。実際に手元の環境で計測してみると、V8が約10秒かかっていたのに対し、V9は約4秒へと大幅に短縮された。

コマンド・キーの設定画面
ViaVoiceオプションで設定したキーを押下している間は、音声コマンドモードになり、ストレスなく音声でのアプリ操作が可能となった。
 もうひとつの強化点は「コマンド・キーの設定」だ。ViaVoiceはディクテーション(音声での文字入力)の際にも、「編集、すべて選択」のように間隔をあけてコマンドを発生すると文字入力モードからいちいち切り替えなくてもアプリを操作できるのが特徴だが、コマンドを発音する間隔が短すぎると文字として入力されてしまう場合がある。これを解消するため、設定したコマンド・キー(ScrollLockかNumLockのいずれか)を押している間だけは強制的に音声コマンドモードにする機能が新たに追加された。



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