このページの本文へ

玄人志向がまたやった!! 世界初“内蔵用”のUSB2.0接続CD-RWドライブが販売開始

2001年09月28日 21時26分更新

文● 小磯

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
CRD-BP1500U

 ときに「なんでまたそんなモノを」と突っ込みたくなる製品を市場に投入してくる玄人志向から、内蔵用のUSB2.0接続CD-RWドライブ「CRD-BP1500U」が登場してきた。正面から見た外観は、SCSIやATAPI接続の内蔵5インチベイ用CD-RWドライブと瓜二つながら、背面部分のコネクタ部分が従来の常識を打ち破っている。



背面のコネクタ群
背面のコネクタ群。圧巻である。ちなみにパッケージは、電源コネクタはおろか、USBケーブルも同梱していない

 背面には、見慣れた50ピンや68ピン、あるいは80ピンのフラットケーブル用コネクタの代わりに、ちょこんと標準タイプBのUSBコネクタが置かれているのがなんとも印象的だ。そのすぐ右隣には電源オン/オフのスイッチが配されている。また、スイッチの右隣には、外部から電源を供給するための丸状DCコネクタを装備し、一般的な4ピンコネクタはシールで塞がれている。ちなみにこの電源コネクタに対応する電源ケーブルはパッケージに搭載しておらず、はたしてUSB2.0コネクタからの電源供給だけで動作するものなのかはわからない。
 また、ATAPI接続ドライブだったころの名残か、MasterとSlaveを切り替えるためと思われるジャンパピンも確認できる。なお、サウンド出力は内蔵ケーブル用デジタル/アナログ端子のほか、なぜか外付けのドライブに見られるステレオのミニジャックも備えており、いよいよ分からない。電源を常時オンにして内蔵用として使用するときは内蔵ケーブルを、電源のオン/オフを切り替えながら外付け使用するときはミニジャックを使ってね、ということなのだろうか…。実に玄人志向らしい逸品(?!)である。



説明
ドライブ天板部には各コネクタの説明があるが、ジャンパピンや4ピンコネクタについての説明はない
内蔵用
おなじみの製品紹介シール。やはり、一応は内蔵用のようだ

 ドライブは三洋製で、バッファアンダーランエラー防止技術「BURN-Proof」に対応。書き込みは最大24倍速、書き換え最大10倍速で、読み出しは最大40倍速となっている。USB2.0用ドライブということを考えると、最大127台とは言わずとも、複数台をデイジーチェーンで繋げば同時書き込みができるかも…といった妄想に駆られるが、玄人志向が動作を確認しているライティングソフトは「B's Recorder GOLD」(Ver.3.01)と「CloneCD」(Ver.2.8.4.2)のみなので注意してほしい。これだけ特異な仕様ながら、お得意の“無保証上等”キワモノシリーズではなく、保証付のセレクトシリーズだというのだから驚くほかない。とにもかくにも、珍しいモノ好きは要チェックだ。価格はTSUKUMO eX.で2万1799円、コムサテライト3号店で2万1800円。



【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ