発表会場では、9月14日以降、年内に発売されるGC用ソフトも紹介された。任天堂の宮本茂取締役情報開発本部長は、人気シリーズ『マリオ』と『ゼルダ』の新作について説明、現在開発中という短い映像が公開された。
マリオの新作『マリオサンシャイン(仮)』は、マリオが夏の日差しの中を走り回るもの。一方のゼルダの新作『ゼルダの伝説GC(仮)』は、リンクが大幅にイメージチェンジ、アニメ調で子供っぽい等身になっている。このリンクの映像に、場内の報道関係者は一斉にどよめき、映像終了後には拍手が沸き起こった。
宮本氏は、「マリオの新作『マリオサンシャイン(仮)』は2002年夏に発売する。壁キックもパワーアップしている。現在スタッフがのびのびと作っている」
「一方ゼルダの新作『ゼルダの伝説GC(仮)』は2002年のクリスマスごろに発売する。今回キャラクターデザインを変えた。これまでゼルダのキャラクターは子供っぽい等身から次第に大人の等身に変化していったが、この大人にしていく過程で違和感を感じた。そこでもっと個性的にすることにした。結果がこれだ。ゲームの詳細については来年に発表する。これらは2002年中に必ず発売する」と語った。
“動きセンサー”を内蔵したカートリッジを装着し、さらに『ニンテンドー ゲームキューブ GBAケーブル』を接続したGBAを手にする宮本氏 |
また宮本氏は、GCとGBAの連動による新しい遊びについても説明した。「『コロコロカービィ』は、GBA本体の傾きを利用して、カービィを画面上で転がしてプレイする。GCゲーム画面でコース上の穴にカービィが落ちると、GBA画面の別コースにカービィが降ってきて続きをプレイできるというように、GCとGBAを連動させて遊ぶことが可能だ」
GCとGBAのゲーム連動デモ。写真上がGCのゲーム画面、写真下がGBAの画面 |
ゲームスタート時、カービィはGCの画面上で進んでいる |
GC画面上でコースから落ちたカービィは、今度はGBA画面上に降ってくる。今度はGB画面上で操作することになる |
「『どうぶつの森+』もGBAに対応している。GC画面で船に乗ると、GBA用の離れ小島に行けるようになっており、GBA画面で島でのプレイが可能。また、“仕立て屋”機能が追加されており、自分でオリジナルの服やカーテンを作れるのだが、デザインデータをGBAに転送すると、GBA画面上でもデザインできる」と、GBA対応ソフトの遊びかたについて紹介した。
GBAにも対応するGC用タイトル『どうぶつの森+』。こちらはGCの画面 (C) 2001 Nintendo |
『どうぶつの森+』で、GCとGBAを接続/連動させた際の、GBA側に表示されるゲーム画面 (C) 2001 Nintendo |
- 『ルイージマンション』:9月14日発売、6800円、任天堂
- 『ウェーブレース ブルーストーム』:9月14日発売、6800円、任天堂
- 『SUPER MONKEY BALL』:9月14日発売、5800円、セガ
- 『ピクミン』:10月26日発売、6800円、任天堂
- 『大乱闘スマッシュブラザーズDX』:11月21日発売、6800円、任天堂
- 『FIFA2002 Road to FIFA WORLD CUP』:今秋発売、6800円、エレクトロニック・アーツ・スクウェア
- 『SSX TRICKY(仮)』:今秋発売、6800円、エレクトロニック・アーツ・スクウェア
- 『どうぶつの森+』:12月14日発売、6800円、任天堂
- 『エターナルダークネス 招かれた13人』:12月発売、6800円、任天堂
- 『ユニバーサルスタジオ・ジャパン』:12月発売、価格未定、ケムコ
- 『STAR WARS ROGUE LEADER: ROGUE SQUADRON II(仮)』:今冬発売、6800円、エレクトロニック・アーツ・スクウェア
- 『スターフォックスアドベンチャー ダイナソープラネット』:2002年2月発売、価格未定、任天堂
- 『動物番長』:2002年3月発売、価格未定、任天堂
- 『バットマン ダークトゥモロー』:2002年3月下旬発売、価格未定、ケムコ
- 『VIRTUA STRIKER 3 ver.2002(仮)』:2002年早春発売、価格未定、セガ
- 『マリオサンシャイン(仮)』:2002年夏発売、価格未定、任天堂
- 『ゼルダの伝説GC(仮)』:2002年末発売、価格未定、任天堂
- 『メトロイドプライム(仮)』:発売日未定、価格未定、任天堂
- 『ディズニーズ ミッキー(仮)』:発売日未定、価格未定、任天堂
- 『1080'GC(仮)』:発売日未定、価格未定、任天堂
- 『ドンキーコングレーシング(仮)』:発売日未定、価格未定、任天堂
- 『新・巨人のドシン1(仮)』:発売日未定、価格未定、任天堂
- 『PHANTASY STAR ONLINE(仮)』:発売日未定、価格未定、セガ
- 『ソニックアドベンチャー2(仮)』:発売日未定、価格未定、セガ
- 『ボンバーマンジェネレーション』:発売日未定、価格未定、ハドソン
- 『RUNE(仮)』:発売日未定、6800円、フロム・ソフトウェア
- 『ソウルキャリバー2』:発売日未定、価格未定、ナムコ
『ルイージマンション』:ライト技術を生かした光と影の世界を堪能できる。ルイージが怖がる様子を、画面と共に手元のコントローラーの振動を通じて実感できる (C) 2001 Nintendo |
『ウェーブレース ブルーストーム』:水や波を表現するにあたっては映像面/物理面から作り込んだという。目の前に本物の水があるような体験が可能。波を走り抜ける感覚はコントローラーの振動によって伝わってくる (C) 1996-2001 Nintendo |
『エターナルダークネス 招かれた13人』:人類の歴史に添って、数千年の時代を旅するゲーム。プレイヤーは各時代のさまざまな人物となって時代を体験できる (C) 2001 Nintendo. Game developed by Sillicon Knights Inc. |
『ピクミン』:画面上にたくさんいる赤や青、黄色の不思議な形のモノが“ピクミン”。主人公に常に追従し、指示に従って動き回る (C) 2001 Nintendo |
『PHANTASY STAR ONLINE(仮)』:ドリームキャスト版PSO Ver.2の世界を再現したネットワークRPG。オフライン時で4人同時プレイが可能 (C) SONICTEAM / SEGA, 2000, 2001 |
『ソニックアドベンチャー2』:おなじみのキャラクター“ソニック・テイルス・ナックルズ”でプレイできる“HEROサイド”と、“Dr.エッグマン”や“シャドウ・ザ・ヘッジホッグ”などが登場する“DARKサイド”の2面から楽しめる Original Game (C) SEGA (C) SONICTEAM / SEGA, 2001 |