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遠藤諭、中国製ケータイについて語る!

2001年08月04日 23時48分更新

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中国人ほど携帯電話が好きな人種はいないかもしれない

 上海と北京のパソコン/インターネット事情は、月刊アスキーの2001年9月号(8月18日発売号)と10月号で掲載する予定。その9月号でもちょっぴり紹介してしまったのだが、最近の私の自慢の買い物が、その中国の携帯電話、厦門厦新電子股有限公司製の「Amoisonic Kitty 8298」というわけだ。

携帯側面
側面にも「Amoisonic」のロゴが入るなどデザインされている
携帯裏面
背面は、「GSM」ロゴもあるが電池ブタの中央の縦溝に色気を感じる
箱
箱も可愛い! パー・アル・チュー・パー

 中国の携帯電話というと、誰しもがどんなんですか? という風に覗き込んでくるのだが、実は、見た目は日本や北欧製の携帯電話とほとんど変らない。Amoisonic Kitty 8298は、そんな中では、どこか「中国らしさ」を残しながら、「Kitty」という名前のとおり「女子向け」というコンセプトを明確に打ち出した商品。本体色も、私が買った「ロマンチックなパウダーホワイト」のほか、「情熱のイエロー」、「純粋なブルー」(広告文句より)の3色が用意されている。また、バックライトも「アンバー(琥珀)」、「ブルー」、「パープル」から選べる。天安門にほど近くの北京の繁華街は王府井の携帯電話ショップにして購入したのだが、下の写真は、その数軒隣の「王府井女子百貨」。



王府井女子百貨
「王府井女子百貨」。なんともいい響きの名前です。入りたい
中国の携帯電話ショップ
中国の携帯電話ショップ。アジア圏一帯に共通のスタイルでしょうか?

 Amoisonic Kitty 8298は、いわゆる“GSM900/1800MHz”方式の携帯電話だ。GSM端末のよいところは、なんといっても香港や台湾などのアジア地域やヨーロッパで広く使えること。私もALCATELのEasydbやMotorolaのStarTac、同TimePort(Tri-Bandのワールドワイド仕様)、EricssonのR380sc、先日、香港でMotorola International 3300など、何台か購入して、毎年、2、3回は足を運ぶ香港や台湾でフル活用しているという按配だが、Kitty 8298も同じように使える端末。中国でもプリペイドのSIMカードを街で売っている。私が買ったチャイナ・モバイルのものは、アクチベートとチャージが別になっていたのだが、1度、電話番号をもらえばずっと使えるらしい(台湾や香港のものは使わずに6ヵ月とかすると切れてしまう)。



SIMカード
チャイナ・モバイルのSIMカードを入れた
8298
私のGSM機としては一番小ぶりな8298

 見た目はゴロンとしているが、本体サイズは、110×47×19mm、重量が98gとコンパクト。なぜか、私は大きな携帯電話しか持ってないのでこの中国製が最小となる(Motorola International 3300は、いわゆるBrickタイプで、現役で使えるGSM機ながらペットボトルくらいの大きさがある)。
 通話時間は100~240分、待ち受け時間は40~80時間。SMS(ショートメッセージ)などのGSM機では標準的な機能をサポートしており、英文は最新のT9コード入力(英単語辞書を使った効率的な入力)、中国語はピンインと筆画という入力が可能。ベル音/着メロは32種類あり、編集も可能。待ちうけ画面も6種類、電話帳200件、アラーム、カレンダー、電卓、メモ、世界時計、陰陽暦などの機能がある。GSM機としては、WAP対応でもなく、GPRS(パケット)対応でもなく、オーソドックスな内容だが、ユーザーは、SMSまで使えれば十分なようだ。



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