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Tualatin対応の新チップ“SiS635T”搭載マザー「サムライの衝撃」が登場!

2001年07月19日 23時39分更新

文● 水野

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P6S5AT

 激安マザーボードでお馴染みのECSから新製品が登場した。型番は「P6S5AT」、ニックネームはその名も「サムライの衝撃」である。
 同社日本法人・日本エリートグループのサイトによれば、そのネーミングの由来は1つが「Tualatin CPU対応の新Chipset搭載品で、しかもSDRAMとDDRに対応しているのにも関わらず、9,800円という驚きの低価格」、そしてもう1つが「新製品リリースが他社に比べ遅い弊社が、いち早くSiS635Tチップセットを搭載した製品をリリースできたことへの驚き」という本気かどうかは不明だが何とも自虐的なものだ。



マニュアル

 SiS635Tチップセットは、SiSのIntelCPU向けDDR SDRAM対応チップセット「SiS635」のTuaratin対応版。それ以外はSiS635と変わっておらず、DDR SDRAM(PC2100/PC1600)/SDR SDRAM(PC133)両対応となっており、最大容量は1GB。従来のNorth Bridge/South Bridgeを統合した1チップ構成とすることでNorth/South間1GB/secの転送速度を実現している。このほかUltra ATA/100、AGP4xモード(グラフィック機能は内蔵せず)、USB6ポート、100Base-TX対応Ethernetなどをサポートしている。
 P6S5ATのフォームファクタはATXで、拡張スロットはAGPx1、PCIx5、AMRx1。DDR SDRAM/SDR SDRAMソケットは共に2本ずつで排他使用。AC'97オーディオをオンボードで搭載する。



基板は焦茶
基板の色は濃い焦茶色で、紫の「P4IPAT」などと比べると大人しく見える
1チップですっきり1チップ構成なので、IDEコネクタ周りの配置はゆったり。ちなみにグラフィック機能までは内蔵されていないのでビデオカード必須だ
基板は焦茶左がDDR、右がSDRソケット。2本ずつという数を不安と見るか十分と見るかが問題か

 価格はコムサテライト2号店と3号店で9980円。Tualatin対応マザーとしてもDDR対応マザーとしても非常に低価格であり、まさに「衝撃」の2つ名がふさわしい1品と言えよう。

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