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『PS2 Linux Kit Beta Release 1』の詳細

プレイステーション 2でLinux!

2001年07月19日 23時43分更新

文● 編集部

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インストール

インストーラは、最近では多くのディストリビューションが採用しているGUIベースのものではなく、テキストベースのものである。

電源を投入後、最初に起動する「Runtime Environment」。キーボードでもコントローラでも操作可能だ。ここでは「Install」を選択する。
インストール時に使用する言語を選択。「English」のみなので「Yes」を押して次へ。
キーボードの選択。日本語106キーボードを選ぶ。
インストールメディア選択画面。「Local DVDROM」からインストールするので「OK」を選択。
ここで「Welcome to PS2 Linux」という画面が出てきて、インストーラ本体が起動する。
インストールオプションは「WindowMaker Workstation」、「Server System」、「Custom System」、「Upgrade」から選ぶ。今回はカスタムインストールを試してみた。
パーティション設定ツールを選択する。
「Disk Druid」でパーティションを設定。スワップパーティションは128MBが推奨されており、「/」パーティションは最低2GB必要だ。
フォーマットするパーティションを指定する。
ホスト名を設定。
ネットワーク設定。
タイムゾーンの設定。
rootパスワードを設定。
一般ユーザーを追加。
シャドウパスワードを使用するかどうかなどを設定。
インストールするパッケージの選択画面。GNOMEやKDE、Sambaなどをインストールすることが可能だ。すべてを選択した場合のパッケージ容量は1.6GB程度。
ビデオカードの自動検出。「GS」(Graphic Synthesizer)用のドライバが自動で選択される。ディスプレイの解像度などはここでは指定できない。
メモリカード上にブートイメージを記録する「ブートメモリカード」を作成するメッセージが出るが、実際に作るのはファイルシステムをすべてコピーしたあとになる。
これで準備がすべて整ったので、実際にファイルのコピーが始まる。
ファイルシステムのフォーマット中。40GBのハードディスクをフォーマットするのに1時間以上かかってしまう。
インストール開始。すべてのファイルをコピーするのに、さらに1時間程度を要した。
「ブートメモリカード」作成画面。このメモリカードのデータはゲームのセーブデータとは共存できないため、新しいメモリカードが必要になる。
これでインストールは完了。「OK」を押して再起動する。再起動は自動的には行なわれず、プレイステーション 2の「リセットボタン」(前面にある電源ボタン)を押して行なう。

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