以前ニュースや【激写!!】記事でお伝えしてきた『PS2 Linux Kit Beta Release 1』(以下、PS2 Linux)が、ついに「日刊アスキー Linux」編集部にやってきた。この記事では、インストールからサンプルデモ起動までの模様をお伝えする。
パッケージ内容
今回入手したPS2 Linuxのパッケージ内容は下記のとおり。
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- プレイステーション 2専用外付けハードディスクドライブユニット(40GB)
- USBマウス(プレイステーション 2対応)
- USBキーボード(プレイステーション 2対応)
- プレイステーション 2用VGAアダプタ
- 『PS2 Linux Beta Release 1 DVD DISK』
ほかに、ハードディスクの保証書(※1)や各ハードウェア、ソフトウェアの取扱説明書がついてくる。
※1 ハードディスクの保証は1年間。なお、GPLなどで公開されているソフトウェアについての保証やサポートは行なわれていない。PS2 Linuxの主な仕様は以下のとおり。
- カーネル2.2.1
- gcc 2.95.2
- glibc 2.2.2
- XFree86 3.3.6
実際に動作させるために必要なものは以下のとおり。
- プレイステーション 2本体(SCPH-10000、SCPH-15000、SCPH-18000のみに対応)
- プレイステーション 2用メモリカード
- PS2 Linuxに対応したディスプレイ
ディスプレイは「Sync on Green」に対応していなければ使用できない。詳細はPS2 Linuxオフィシャルホームページにリストが公開されているので、そちらを参照していただきたい。
ハードウェアの接続
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今回使用したプレイステーション 2は「SCPH-10000」。背面にあるPCカードスロットに、ハードディスクに同梱されているPCカードを装着する。このカードはさらに、10/100BASE-TのNICとしても機能する。 |
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ハードディスクには小さなスイッチがついている。説明書によれば「将来的に本機を拡張したときに、使用するデバイスを設定するスイッチ」だという。1台で使用する際には「DEVICE 0」側に設定する。 |
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ひととおりの接続が終了。プレイステーション 2とCRTディスプレイ、キーボード、マウス、さらにはコントローラが並ぶ姿には多少の違和感がある。 |
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背面。 |
