このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

『PS2 Linux Kit Beta Release 1』の詳細

プレイステーション 2でLinux!

2001年07月19日 23時43分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

起動

起動の際にも必ず、『PS2 Linux Beta Release 1 DVD DISK』が必要となる。

起動画面。インストール時と同じ画面で、メニューから「BOOT」を選択するとLinuxが起動する。
先ほど作った「ブートメモリカード」から起動するので、「Liunx on MC」を選択する。「PS2 Linux」を選択して起動すると、DVDがルートデバイスの場所を認識できず、カーネルパニックが起きてしまう。
メモリカードから起動イメージを読み出している。
ハードディスクの電源は自動で入るようになっており、起動イメージを読み出したあとで動き出す。
ディスプレイだけを見ると、ごくふつうなWindowManagerの画面だ。
しかし、紛れもなくプレイステーション 2上で動作しているのだ。
PS2 linuxでGNOMEを動かしてみた。
PS2 Linuxで動いているKDE。「sdr」コマンドでデスクトップ環境を切り替えることが可能になっている。

3Dグラフィックライブラリ「Mesa」のデモンストレーション

プレイステーション 2のグラフィックエンジンである「Graphics Synthesizer」(以下、GS)に対応した3Dグラフィックライブラリ「Mesa」がバンドルされており、コンソール上で3Dグラフィックを用いることも可能ではある。しかし、GSに最適化されているわけではないので、GSの性能をフルに使い切ることができるわけではなく、また、Xウィンドウシステムには対応していない。このあたりはユーザーに任されている部分といえるだろう。

「tunnel」と題された「Mesa」のデモ。画面はトンネルの奥に向かってスクロールしている。角度を変えたり、霧を取り除いたりすることができる。操作はキーボードからしか行なえない。
霧を取り除いてみた。スクロール速度がかなり速くなる。
「fire」と題された「Mesa」のデモ。前進したり後退したりといった操作が可能になっている。
前進させてみたようす。画面のスクロールそのものはストレスなく行なうことができる。

今回のPS2 Linuxはあくまでβ版であり、ドキュメントも豊富に用意されている。また、PS2 Linux発売署名運動のメンバーが中心となったユーザーグループなど、いわゆる「コミュニティ」が動き始めており、今後はオープンソースのアプリケーション開発も行なわれるだろう。

なお、「Linux Magazine」8月号には「Linux for PlayStation 2詳報」が掲載されています。そちらもあわせてご覧ください。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    ビジネス・開発

    物流、病院、家事まで変える“フィジカルAI”最前線 AWSが支援する日本企業14社の挑戦

  2. 2位

    ITトピック

    SaaSに代わりAIエージェント支える“AaaS”が台頭/議事録作成AIは「意思決定支援」へ進化/生成AIの顧客満足度・1位はClaude、ほか

  3. 3位

    データセンター

    AIは「チップ」から「物理限界」の戦いへ――エクイニクスが語るインフラ分散と液冷・地域共生の工学

  4. 4位

    sponsored

    Active Directoryがサイバー攻撃の標的となる理由とその対策

  5. 5位

    データセンター

    600km超離れたデータセンター間でシステム全体を「完全自動復旧」 日立・NTTドコビジらが実証に成功

  6. 6位

    デジタル

    Dropbox Protect提供開始 “過剰なファイル共有”をすべて把握し情報漏洩リスクを低減

  7. 7位

    デジタル

    「ツールは入れて終わりじゃない」 香川の建設コンサルが利用率1割だったkintoneを全社基盤に育てるまで

  8. 8位

    sponsored

    「セキュリティ強化で仕事が増える」悩みを解決! 中小企業IT担当者のための新常識

  9. 9位

    TECH

    人はリスクではなく“資産” ―― イスラエル国防軍元CISOが示す「AI時代の3ステップ」

  10. 10位

    ITトピック

    「原則出社」命じる企業とテレワーク社員の意識ギャップ/“推し活依存”自覚するZ世代が2割/シニアの利用が盛んな○○アプリ、ほか

集計期間:
2026年09月02日~2026年09月08日
  • 角川アスキー総合研究所