「CAMEDIA C-4040ZOOM」は同社の「C-3040ZOOM」(334万画素CCD搭載)や「C-2040ZOOM」(211万画素CCD搭載)の上位機にあたり、413万(有効398万)画素CCDを搭載したハイスペックのデジタルカメラだ。開放F値1.8という明るいレンズを搭載して高い画質を持つ。
C-2000/3000シリーズの最新最上位機種
沈胴式レンズは電源ONにより約24mm伸張する。なお、ズーム時のレンズ移動は伸びた鏡胴内だけで行われる。 |
C-4040ZOOMは、C-3040ZOOMやC-2040ZOOMと共通のボディを採用し、とくにブラックボディのC-3040ZOOMと非常によく似た印象を受ける。レンズのスペックもC-3040ZOOMと同一なのだが、鏡胴上部に開放F値である「F1.8」のエンブレムが付き、鏡胴部にゴムグリップが巻かれるなど、細部の変更で高級感を醸し出している。
背面のレイアウトもC-2000/3000シリーズと同様だが、メニューシステムはC-700UltraZoomと同様の新しいものに変更されている。 |
スイッチ類もC-3040ZOOMとの相違はないが、メニューシステムは「CAMEDIA C-700 Ultra Zoom」と同様の新しいものに変更されている。これは、撮影時や再生時にMENUキーを押せば画面上に現在のモードに応じて使用頻度の高い項目が十字型に表示されてカーソルキーの上下左右でワンタッチで選択できる。いずれのモードでもすべての設定が可能な詳細メニュー表示への入り口となる「モードメニュー」という項目も用意されているので、細かな設定も行えるというもの。なお、この新メニューシステムは、「CAMEDIA C-1」や「同 C-1Zoom」「同 C-200ZOOM」「同 C-100」などの低価格機では搭載されておらず、これらの機種では箇条書き風に項目が並ぶ従来からのメニューとなっている。
上面にはモノクロ液晶を備え、撮影可能枚数や撮影モードなどの確認が行える。 |
また、C-700 Ultra Zoomと同様に、AEロックボタンをISO感度変更やA(絞り優先モード)/S(シャッター速度優先モード)/M(マニュアル撮影)の変更、スローシンクロモードなどに機能変更できる「カスタムボタン機能」を搭載している。とくに、本機ではモードダイヤルの項目での撮影ポジションが、プログラム撮影、「A/S/M」、動画撮影の3つしか用意されておらず、A/S/Mの中で絞り優先/シャッター速度優先/フルマニュアルのいずれかを切り替えるにはいちいちメニューを呼び出さなくてはでならないだけに、カスタムボタンでワンタッチで選べるのはありがたい。
バッテリはグリップ内に収められる。側面のスマートメディアスロットなど、同社のデジタルカメラにはお馴染みレイアウトだ。 |